29日のチケットは、福岡ドームのチケットと交換に差し出しました。
よって、国立公演に参加できるのは30日の一日のみ。
やっと嵐が見られる。
前情報を全く仕入れず、初体験を大事にしようと心をきめて臨んだ国立。
初めて松潤のお誕生会を松潤ファンのみなさんと共有する機会も得られて、テンションも最高潮。
席も後段のW列という後ろーの方でしたが、競技場全体を見渡せること、ステージや花道がそれほど遠く感じられないこと、などいい点もたくさんあって、「去年のアリーナ席よりひょっとしていいかもしれないね」と同行者と語っておりました。
去年は目の前に来てくれればほんとに近くて、しかも松本さんしっかり目の前で歌ってくださって神席だったのですが、ちょっと離れるとカメラなどに隠れてしまって、追いかけられなかったのです。
そうやって始まったコンサート。
ところが。開始直後から雨が降り始め、数分後には立派な本降りに。
途中からは土砂降りといってもいいくらいの降りっぷり。
なのに。
スタンドから見渡せる国立競技場。その場から去ろうとする人影はありませんでした。
これは見事な風景でした。圧巻でした。
嵐と、ファンが作り上げる空間。見事に虚空の一点に集束し、その世界が一色に染まってる感じです。
ずぶ濡れになりながら、足もとの悪いステージを縦横無尽に走り回り、5人そろった美しいダンスを見せてくれるメンバー。
その嵐と呼吸がぴったりと合わさった、7万人の観衆のC&R。
いったん幕を閉じても誰一人去ることなく、立ち上るアンコールの声。
応えて姿を現す5人。
なんだか、他人事のように、その世界に見入ってしまいました。
嵐だけでなく、嵐と観客の一体化した空間。
まるで真空のように、周りの大気を吸い寄せる時空という感じ。
感動でした。
私は昨年購入したグッズのポンチョを着て行きました。
これ、最悪でした。
自分のが欠陥商品だったのかもしれませんが、途中から水がしみ出してきて、雨避けの役にはまったく立たず。しかも下手に風通しがいいものだから、びしょぬれの体にスタンドの冷たい風がぶつかって、寒いことこの上ない。
がたがた震えつつ、それでも嵐と観客に感動しまくるという、個人的には凄絶な経験をさせていただきました。
でもマジで遭難寸前でした。
嵐がいる間、ステージが続いている間はアドレナリンマックスで震えながらも寒さが吹き飛んでいるのですが、コンサートが跳ねた後はもう悲惨。
体の芯まで冷え切って頭まで痛くなる始末。そのため、楽しみにしていたコンサート後の会をキャンセルすることになってしまいました。
でも、それでも、やっぱり滅多にないすごい密度の高い空間を共有できた気がします。
それだけでも本当に貴重な宝物。
そして雨のおかげで、ちょんまげ潤さんも濡れ髪潤さんも、上半身裸の潤さんも拝見できました。
何よりソロのダンスの水しぶきが美しかった。
分かってて水たまりを利用してる松潤の心憎い演出に陶酔。
それでなくとも、今回のウィッシュはアレンジもダンスも素晴らしく素敵でしたのに、雨でパワーアップしたかもしれません。って、雨じゃない状態を見てないので適当ですが(笑)
わたくしの大好きな優しい穏やかな笑みを浮かべた、幸せそうな松潤様。
嵐ファンを見まわし、そこにいるすべてのファンを、そして会場の外にいる、中に入れなかった全てのファンをも包み込むような、心底いとおしそうな表情の松本潤様。
それはどのメンバーも同じなのだと思います。(ごめんなさい、ほんとに松潤しか目に入ってない。)
こうやって、嘘偽りなく、個体ではない総体としてのファンを衷心から愛する人たち、それを照れることも恥ずかしがることもなくストレートにまじめに表現してくれる人たちだからこそ、ファンもずぶぬれになりながらまっすぐに彼らを見つめ続けたんだろうなと思います。
いやー、あれはマジでね、嵐と嵐ファンの絆みたいなものが「目に見え」ましたよ。
くどいようですが。
とりあえず、ソロが兆素敵だった。超でも兆でもいいや。それくらい素敵でした。
白シャツ黒パンツサスペンダーに帽子。松本潤の逆三角形の体型が映える映える。ジャズみたいなアレンジで、踊りも優雅で綺麗。
ドリアラのネイキッドも幻想的で幽玄で美しくて大好きでしたが、今回はそれを超えたかも。個人的に。
そして終始表情が良かった。しかも美しかった。
最高で最強の松本潤さんを見られて、しかも!直接はっぴばーすでーって歌えたことがとても嬉しかったです。
以上、とりとめがなさすぎる上にくどーい感想でした。