たびもぐら 旅・食・学び
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たびもぐらのブログでは、旅行業界で国内・海外を旅してきた経験をもとに、旅行、食文化などをご案内します。国内の身近な旅から海外の旅まで、旅のプロが旅を掘り下げて旅行の魅力を紹介していければと思います。ときどきゴルフにも行きます。
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さつまいも、ジャガイモ、トマト、とうもろこし、かぼちゃ、とうがらしは現代の料理に欠かせない野菜ですが、これらが南米アンデスの原産だったのはご存知ですか? 16世紀の大航海時代に侵略者たちが金銀の財宝と共に持ち帰り、これらの野菜を広めました。その中でもジャガイモは17~8世紀のヨーロッパ飢饉で、数百万人の命を救ったという記録があります。 やせた土地でもよく育つジャガイモは、アンデスのチチカカ湖畔が原産地といわれていますが、4000メートル近い高地に様々な品種改良を加えたアンデス文明のおかげで、どこにでもよく育つアンデス原産のジャガイモがヨーロッパを経て、世界に広まり、多くの命を育んでいったのです。 以前ペルーを訪れたときに首都のリマの市場に行って驚いたのは、 ジャガイモや、とうもろこしのその種類の多さと色の多様さです。 ペルーでは、古代文明のマチュピチュ遺跡や、クスコ遺跡、ナスカの地上絵など不思議な古代文明に出会えますが、地元の料理も楽しみです。 その料理のなかで野菜が際立って美味しいのには驚かされます。 アンデスから世界に広がったこれらの野菜たちに感謝しながら食卓につきたいものです。