東京中央区 人口10万人突破
このタイトルをみて「」と思った人もいるに違いない。東京都中央区といえば、日本一の超高級商店街「銀座」を抱える首都のど真ん中だ。そこはホワイトカラー労働の中枢でもあって、昼間は64万人もの人々がひしめき合っている(つまり「昼間人口が64万人」ということね)。そこが、「10万人突破」とは、一体何事か。実は、東京都中央区はドーナツ化現象に巻き込まれ、夜間人口、すなわち、そこに居住している人々の数をカウントした本来の「人口」数は、ずっと10万人を割っていたのだ。1953年(昭和28年)以来減り続けてきた中央区の人口は、1997年には、遂に人口71,806人の最低記録をマークした。人口7万人といえば、「市」としても人口寡少な部類だ。ちなみに、現在、日本一人口が多い「村」の人口は52,981人(盛岡市の隣の岩手県岩手郡滝沢村、「町村」一位でもある)。その差わずか2万人弱だ。その中央区が、諸策が実り、今日4月5日、人口100,057人の大台に乗った。1975年(昭和50年)以来、実に31年ぶりに「人口10万人」を達成したのだ。東京都中央区 プレスリリース