【駅弁】秋田の祭り弁当 (新潟巡り2泊3日番外編)
秋田駅の駅弁業者の一つ「泉秋軒」(旧「伯養軒秋田支店」)が製造販売しているお弁当で、最近発売された弁当です。JR時刻表2006年6月号(交通新聞社)にも未掲載、駅弁を紹介しているどのウェブサイトにも紹介されていない新顔駅弁。…ただ、秋田駅で販売しているところを見たことがない。かなりの「新発売」なのか、車内販売限定なのか。「いなほ8号」の車内販売で購入しました。他の駅弁紹介サイトによれば、以前、伯養軒(仙台)名義で同様の弁当が製造されていたようです。ピンク色の包み紙は、巾着袋になっています。巾着袋から中身を取り出しますと、またまた包装されております。こちらは、ミニ風呂敷。お弁当箱は三段重ねになっております。お箸は割り箸ではなく、伸縮式。柄の部分はプラスチックの筒。下半分は割り箸と同じ材質ですので、結局は使い捨てです。容器はポリ製。おかずは煮付けが中心です。ちょうど良い味付けでございました。ごぼう、にしん、姫たけ、高野豆腐等。わかさぎか何かの佃煮と玉子焼き。八郎潟の佃煮各種(秋田県物産振興会)ご飯が二段になっておりまして、片方は鶏めし。もう一方はハタハタ酢飯。鶏めしはどこの鶏か分かりませんが、比内かな?そぼろも載っています。ハタハタ酢飯は、酢飯の上に寿しハタハタを載せ、ちょろぎの漬物は1つ。「寿しハタハタ」(はたはた寿し)は、琵琶湖の「鮒寿司」と同じ「なれずし」です。それが、駅弁の意匠の一つとして酢飯の上に載っているという形態です。はたはたずし 切り 500g(秋田県物産振興会)「ちょろぎ」は、しそ科の植物の根だそうで、東京のほうではおせちの黒豆煮に入るそうですが、東北地方はで多く栽培されて漬物として食されます。浅舞婦人漬物研究会「秋田の田舎漬 酢ちょろぎ」(アクトライズふるさと物産館)秋田の名産品をうまく取り入れたおいしい駅弁。ハタハタ酢飯の酢飯がもう少し甘ければいいな~と思いましたが、全体的には好いお弁当です。1折1,000円追伸「いなほ8号」の車内販売は秋田から営業。担当はNREですが、なぜか弁当はNREの物はなく泉秋軒のものが2種(もうひとつは「こまち重ね弁当」二重の幕の内)だけでした。NREの車販なのに、「しらかみ」などのNREの弁当が無いのはおかしいもの。自由席の4号車に回ってきたのが象潟を過ぎてからでしたから、先に指定席を回っている間に他の弁当が売れてしまったのかもしれません。秋田駅でカートを押した係のお姉さんの他に、台車に商品を積んだお兄さんもいましたし、なんせ、青森→秋田間の朝食時間帯3時間餌なし列車です。係のお姉さんも、「もう2種類しかない」というセールストークでしたので。いなほ8号で駅弁をお求めの際は、早めに車販を捕まえるようにしましょう。←旅に出たくなったらポチっとよろしく今日はこのあと、もう1本UPします。新潟めぐり2泊3日(2)朱鷺メッセ。しばしのお待ちを・・・。