江刺・蔵まち 「えぴや」で「卵めん」
江刺区の中心、蔵町モールにある郷土料理店「しょくざい館えぴや」で昼食をいただきました。郷土料理店というよりも、地産地消の料理店と表現した方がよいかもしれません。 店名の由来は、「え」=えさし、「ぴ」=ピープル(人々)、「や」=家または屋。「えさしの皆さんが集いくつろぐ場、えさしの皆さんが作り上げた食材を提供する場」(以上、同店パンフレットより)。建物にひとつ特徴があります。「蔵」を改装して飲食店として使っています。それだけなら他にも事例がありますが、この「えぴや」は、これだけではない稀に見る特徴があるのです。 ほとんど同じサイズの蔵を2棟連結して使っています。渡り廊下で連結された形の店なら他にもありますが、完全にワンフロアとして利用できるように改装されております。しかし壁を壊すわけにはいかないので、窓があったところを小上がりの出入口として使うなどの工夫がされております。御料理。 このような「ランチ」を注文しました。 黄色い「めん」がメインです。ざる中華・・・ではありません。 「らんめん(卵めん)」という、ご当地の名産品です。 インターネットで調べますと、今から約300年ほど前に、長崎から追われて江刺の岩谷堂に来たキリシタンが製法を伝えた鶏卵入りそうめんが元々だそうで、江刺の家庭では欠かせないものだそうです。「卵めん」と命名したのは板垣退助とか。※岩手県および吉田製麺ホームページ ご覧のような、冷やし付け麺でたべる、温かくしてたべる、揚げてあんかけをかける等々、調理法にバリエーションがあるようです。同店のメニューにも「あんかけ揚げ卵めん」がありました。 味は…なんせ、卵めんは親分が「そうめん」なので、麺自体に味はついていませんね。その分、あんかけにしたりなどなど、いろいろ調理できるわけですね。江刺へは…東北本線「水沢」よりバス22分、「江刺バスセンター」下車東北新幹線「水沢江刺」からはタクシーを利用(「えさし藤原の郷」へは無料送迎車があります。「藤原の郷」から江刺市街までは、バスかタクシーで5分ほど) これで、盛岡~台温泉~江刺シリーズ「リアルタイム編」はおしまいです。 次回、せっかくなので、ご当地周辺の「過去ネタ編」をお送りします。ブログランキング参加中ぜひご投票ください