【青い森旅その8】 青森県立美術館~あおもり犬~
今日の内容は、写真が少ないです。極少です。だって、美術館だから撮影禁止なんだもん…ということで、テキスト中心の「美術館ガイド」スタート青森県立美術館は、三内丸山遺跡の隣にあります。「縄文時遊館」(遺跡の総合案内)前からシャトルバスが出ていますので、それを利用しました。歩いても、散策にちょうど良い距離です。およそ3分で、裏口の玄関先に到着いたします。 posted by (C)Traveler Kazu少々のっぺりした白亜の建物。正面口です。路線バス、マイカーで来ると、こちら側に着きます。正面だとバス停や駐車場から建物まで少し距離があるので、シャトルバスは裏口に着くんですね。館内は、造作物もとにかく真っ白です。便所も真っ白。エレベータも真っ白。階段も真っ白。エントランスを入ると、エレベータで地下1階へ。入館料は地下1階で支払います。おとな500円。建物全体が、遺跡のトレンチ(発掘のために掘られる溝)に白いフタをしているようなイメージで建設されました。この美術館には、いわゆる「順路」はなく、自由に見て回るようになっています。ちょっと迷路のようですが、随所に解説員がおり、案内をして下さいます。お手洗いの場所も丁寧に教えてくださって、しかも、トイレにたどり着くまでの経路に立っている解説員に無線で知らせておいてくれるという徹底振り。バックヤードへの入口(スタッフ専用)の扉も、展示室と展示室との境目に上手に隠されています。ハードも、ソフトも、見ものです。さて、館内は順路はないと言いましたが、入口だけは決まっています。入口を入るとすぐ、大きな舞台背景画が目に飛び込んできます。「マルク・シャガールによるバレエ『アレコ』の背景画」。1942年の作品、縦8m、横14mの作品が、ホールの正面と左右に計3枚ドドーんと展示されています。ここは「アレコホール」と言います。自由に動くソファがあって、寛ぎながら眺める事もでき、この場所がお気に入りだと言う人もいます。青森出身の作家、寺山修司ゆかりの品の展示、棟方志功の作品、現在活躍している弘前出身のポップアート作家奈良美智さんの作品などが展示されていますし、このときには、成田亨のウルトラマンの怪獣などの原画や石井康治のガラス工芸なども展示されていました。※9月22日以降展示替えがあり、展示内容が違う場合もあります。そして、目玉かつこの美術館を一躍有名にしたのは奈良さんのこの作品でしょう。あおもり犬 posted by (C)Traveler Kazu(ここだけ撮影可)「あおもり犬」(2005年、鉄筋コンクリート、8.5m×6.7m×9.0m)この館の屋外空間にあわせて制作された巨大作品。三内丸山遺跡の遺物のように、下半身が土中に埋もれています。石井康治のガラス工芸の数々も見モノでした。奈良美智奈良美智デザインカップ酒セットカップハウス「A to Z」青森県立美術館青森市安田近野185公式ページ休館日:第2・4月曜日(祝日の場合は翌日)、12月27日~31日、その他臨時休館日あり開館時間:9時30分~17時(夏季は9時~18時),、最終入館は30分前展示以外の館内施設:図書室、ミュージアムショップ、カフェ交通案内JR「青森」より青森市営バス「美術館経由免許センターゆき」で約20分、「県立美術館前」下車。※「美術館経由以外の免許センターゆき」で、約15分「総合運動公園前」下車徒歩10分、約25分「三内丸山遺跡前」下車徒歩5分またはシャトルバス。東北自動車道「青森」より国道7号環状バイパスを東へ。次の立体交差で「三内丸山遺跡」方向へ入り、直進。