「あきたクルーズ号」 現代のポートトレイン
秋田港と秋田駅を結ぶ特別列車が、今年から本格運行されています。 あきたクルーズ号秋田港に寄港するクルーズ客船の船客専用列車。基本的に、JR貨物の秋田港駅とJR東日本の秋田駅との間を結び、客船の寄港日のうちの一部の日(すべての寄港に対し運行される訳ではないようだ)に数往復運行されます。去る、4月18日に初めて運行されました。これまで、秋田港~秋田市内の移動には貸切バスが利用されていましたが、所要時間・渋滞の問題や集合場所の分かりづらさ、バスの確保などの問題があり、通常は貨物列車のみが運行している奥羽線秋田港支線を活用することとなったものです。車両は、鉄分豊富な方なら一目瞭然と思いますが、キハ48形「旧リゾートしらかみブナ編成」の外装変更です。現在のブナ編成(HB-E300系)との交代以降、処遇が注目されていましたが、思わぬところで白羽の矢が立ちました。ただ休ませておくだけでなくて、秋田車両センター(秋田駅南方)と秋田総合車両センター(土崎駅隣接)の間を行ったり来たりさせて、使える状態を保っていたようです。大幅にトリミングしてます 有名撮影地のこ線橋から撮影しましたが、近年、空き地に住宅が建ち大きく写りこむので、この写真は1/4程度トリミングしました。後ろには、大型客船「ダイヤモンド・プリンセス」が入港中。秋田港駅には新規に駅名標もあるホームが設けられました(客用の駅舎はない)。昨年実施された試験運行では仮設ホームでしたが、今年はコンクリ製の本設モノ。ホームはまだ遠目でしか見ていませんが、JR貨物の路線ではあるが、駅名標はJR東日本仕様です。JR東が第二種免許で運行するのだからそうか。ちょっぴりネックは、秋田港駅のホームの位置が、客船が停泊する中島ふ頭から少し離れていること。フェリーふ頭は目の前なんですけどね。4/18の初運行のあと、秋田駅以遠までの運行も実施されたそうです。今後も、五能線方面などへの直通運行が想定されているとか。ちなみに「ダイヤモンド・プリンセス」は、秋田港初寄港時には夜中まで見物人が押し寄せるフィーバーとなりましたが、いまでは年に数回寄港する常連船となりました。東北ライン(第10巻) 全線・全駅・全配線 白神・津軽エリア (〈図説〉日本の鉄道) [ 川島令三 ]価格:1404円(税込、送料無料) (2018/5/31時点) 秋田港地震災害復旧報告—1983年日本海中部地震 (1984年) [古書] by 運輸省第一港湾建設局【中古】価格:16070円(税込、送料別) (2018/5/31時点) Scherbak 1/900 ダイヤモンドプリンセス(Diamond Princess, 2004)価格:57380円(税込、送料別) (2018/5/31時点) ★