浅舞公園と、八幡宮。
前々回と、その前の回の記事でご紹介した「浅舞公園あやめまつり」が開催されている横手市平鹿町の浅舞公園は、もとは神社の敷地を拡張して成立した公園であったようです。 縣社 八幡神社なかなか荘厳な雰囲気のお社であります。「県社」とは、明治から終戦まで使用されていた神社の格付け「近代社格制度」におけるランクのひとつで、県から奉幣を受けた神社であります。全体の格付けの中では決して高い位ではないランクですが、秋田県内にこれより高い位の神社は1社(国幣小社だった「古四王神社」)しかなかったそうです。※護国神社を除くもっとも、全国に無数にあった神社の半数が、格付けすらされていなかったというから、その点では上の方だったのかもしれません。ちなみに、秋田県の旧県社をネット上で探してみましたが、いずれのサイトも(Wikipediaも)、ここ浅舞の八幡神社は抜けていました…。 八幡神社境内での禁止事項を周知する県の立て札です。明治23年の立て札のため、立て札そのものが有効かどうかはわかりませんが、内容は至極まっとうなものですので、皆さん守りましょう。 手水舎は近年建て替えられたものです。手水鉢は、なんと、人が近づくとセンサーで水が出るようになっていました。 本殿と社務所。社務所のほうは近年、改装がされたようできれいです。 浅舞公園には「日本庭園」があるのですが、この日は池の水が抜かれて掃除が行われていました。そして、公園の日本庭園と八幡神社との間には、堀のような水域があり、雰囲気が良いです。当初、城跡かと早合点するほど見事な堀なのですが、戦国の浅舞城はわずかに離れた場所(徒歩圏内)にあったようです。この先進んでゆくと、狭いながらもディープな空間がありました。ちょっと鬱蒼とした空間。次回、ご覧いただきましょう。※浅舞公園・八幡神社へのアクセス方法は、「あやめまつり」記事の文末をご覧ください天の戸 精撰 純米酒 1.8L・秋田の酒価格:1697円(税込、送料別) (2018/6/29時点) この酒のリンクは、次々回の予告です。(注:飲んだわけではありません)