夏の思い出…「あきたクルーズ号」に乗車して秋田港へ!
クルーズ船で旅をした…ということではありません。この夏、2日間限定で、秋田駅を発着する一般客向けの珍しい列車が走りました。おでかけ日:2018年7月28日 キハ48型「あきたクルーズ号」秋田港では、今年から、秋田港に寄港するクルーズ客船の船客向けに秋田港~市街地(秋田駅)までの専用列車を走らせていて、画期的なことだと各メディアで紹介されております。車両は、昨年の試験運行では男鹿線用のキハ40系を使用していましたが、本運転となった今年度からは、もと「リゾートしらかみ橅(ブナ)編成」を塗り替えた専用編成「あきたクルーズ号」が充当されています。また、列車は秋田から隣駅の土崎までは他の旅客列車同様に奥羽本線を走行し、土崎から秋田港までは貨物専用の奥羽線支線(通称:秋田港線)を走行。経路の一部に、通常は貨物列車しか走らない区間を含むため、物珍しさでの乗車希望を耳にします。しかしその列車はあくまで「クルーズ船客専用」のため、我々一般市民は乗車ができません。それなのに、平凡ないち秋田市民の私Kazuは、なぜ乗車できたのかもちろん、合法な手段で。それが、これです クルーズ列車で行こう 秋田港マリンフェスティバル日帰りパック毎年、秋田港の道の駅あきた港ポートタワーセリオン(ここ数日、TBSテレビ「ひるおび」の「森さんのお天気コーナー」に登場している)とその周辺で開催される「秋田港 海の祭典」に合わせて、秋田駅と秋田港駅とを専用列車で往復する「びゅう」のパックが発売されました。これは、地元民にとっては幻の列車に乗車するチャンス「発売早々売り切れになる盛況」で、私の知り合いにもチケットを取れずに諦めた人が続出。ところが、催行1週間前の地元新聞に、初日の午前を除き空きがある旨の広告が載り、さっそく「びゅう予約センター仙台」に電話したところ、あっさり予約を取れました。プラチナチケット化を見込んで複数の予約を入れていた人のキャンセルが出たのではと推測、それとも、売れ行き好調だったのは初日の午前2本だけだったのか。もし、転売ヤーから高額で購入された方がいらっしゃったら、お気の毒さま。ちなみに、チラシの下段に記載されている表が、当日の時刻表です。7月28日は5往復半、29日は4往復半も運転されました。なお、28日の復路の最終とその前は、花火大会の終了に合わせて運転され、これだけは男鹿線のキハ40系で運転されたということです。~あきたクルーズ号や港の貨物列車の撮影に好都合~秋田港周辺のホテル・旅館 ビジネス藤和旅館 ビジネス旅館 はたなか ホテルルートイン秋田土崎 これが、今回のきっぷです。JRマリンフェスティバル号往復乗車+お買物券つきの「パック」ですので、乗車券や料金券ではなく、マル契乗車票です。秋田港駅は臨時駅で、おそらく営業キロも設定がないと思われるので、券面の区間は「秋田~土崎」となっています。「秋田~秋田港」の印字を期待しましたが、これはちょっと期待外れ。左側のきっぷが往路のきっぷで、「マリンフェスティバル7号へご乗車ください」と記載があります。往路のみ列車指定で、復路の利用列車は自由選択でした。なお、座席も自由席。きっぷが2組あるのは、このパックが2名以上での募集だったためです。友人を誘いました。 細かくて恐縮ですが、乗車票以外の券片です。左から、「会員券」・「バウチャー券」2枚・「案内券」。案内券にマーカーが引かれていますが、そこには「着発駅が【土崎】となっておりますが、秋田港駅まで(から)のご乗車となります。」と記載されています。「秋田港駅」の文字があるのは、ここだけでした。なお、バウチャー2枚は「秋田駅ビル」と「セリオン」のお買物券。そして、旅行代金は、秋田~秋田港往復乗車+駅ビルお買物券500円+セリオンお買物券500円でおとな一人 1,400円 秋田~土崎の片道運賃が200円ですから、実質、秋田~土崎間の普通往復運賃しかかかっていない計算ですなお、本文中にもチラッと記載しましたが、「あきたクルーズ号」が使用されたこの列車の列車名は「マリンフェスティバル号」。次回、このマリンフェスティバル号に乗って、秋田駅からわずか15分の珍列車旅に出発しましょう以下、次 回!