「法体の滝」を上から眺める展望台! ただし階段を急登できる方限定
秋田県由利本荘市鳥海町(旧由利郡鳥海町)の山奥、子吉川のかなり上流部というか、これより上流は河川名が違うという上流中の上流に懸かる法体の滝が、雪解け水を集めて豪快に流れている5月中旬の様子をご紹介しております(その1はこちら)多くの観光客が、この滝を下から眺め、また、雑誌やウェブサイトでもよく紹介されています。で、この法体の滝には、実は、滝を上から眺められる展望台が存在する その展望台から眺めた法体の滝がこちらですド迫力であった下からの眺めとは打って変わって、優雅さを感じる姿。この滝より上流には河床に甌穴(ポットポール)が見られたりする法体の滝上部ならびに秘境「玉田渓谷」が潜んでいるのですが、実はというか、知っている人は知っているのですが、その玉田渓谷に向かう登山道(あえて「遊歩道」とは記しません)が法体の滝を高巻きしなくても良いように設えられてある階段の途中に、ウッドデッキの展望台があるのです。この眺め、神秘的でしょ~本当に人跡未踏の滝のように見えるでしょう。…実際には滝つぼの周囲はBBQもできる広場なんですけどね(笑) この展望台からは法体の滝を構成する「一の滝」「二の滝」が見えます。この画像は、展望台から200mmズームレンズで撮影しました(トリミングはしていません)。前哨戦のようなこの2つの小さな滝は、下の広場からは見えません。各々の落差は小さいが、狭い川幅に大量の雪解け水が集中する光景を眺めるは、階段を登る手間を惜しまなかった人だけに与えられる特権 鳥海山・飛島ジオパークのエリア内にあり、もちろんジオサイトに認定されています。約10万年前に流出した鳥海山の溶岩の末端にできた滝だそうです。この看板に紹介されている地質図を見ると、鳥海山新山から流出した溶岩の中でも、かなり遠くまで流れた溶岩のようです。滝より上流、甌穴(ポットポール)が観察できる滝の上部まで足を踏み入れれば、より理解が深まると思いますが、今回はここまでにします。理由は後程。説明看板をよく読みたい方→拡大画像こちら 展望台には観光地定番の標柱もあり、訪問記念にうってつけの記念撮影ポイントですここまで階段を登ってこられた方のみの記念撮影スポットなんでか前回の記事の最後に「この先急登」と表示された看板の写真をご紹介しました。覚えてますか?????? これね。 広場から子吉川を渡る赤い吊橋を渡るとすぐ階段が始まります。(コンクリートの塊は、吊橋のアンカー)すでに急な様子が感じ取れますが、これは序の口。 すれ違いも難しそうな狭くて急な、しかも段の角に丸石が埋め込まれていて足をとられやすそうなことこの上ない階段が、ほぼ滝の落差分続いています。しかも、ご覧のとおり谷側に手すりはないので、足腰の弱い方、歩行が困難な方に加え、高所恐怖症の方も無理ですねこれ。崖下をゆったり流れる子吉川が視界に入っちゃうという点も、高所感に加担してます。私Kazuも、ガクガクブルブル…。足はすくみ、股がすぅ~っとしましたよ 大学生くらいの男の子たちもロープを頼りにやっと登っていましたこのように、展望台に至る道筋は難所なので、けがの無いよう十分注意して観光してください。それから 展望台から更に奥へ進む階段に設置されている由利本荘市のお告げ。他の方の山行記録を拝見すると、仮設桟橋になっているところがあったり、法体の滝の上部を観察できる場所もあるが、足を滑らせたら一巻の終わりの模様です。展望台より先は初級者には向かないコースと理解し、くれぐれも無理をなさらないように願います鳥海国定公園/鳥海山・飛島ジオパーク秋田県指定名勝・秋田県指定天然記念物法体の滝(ほったいのたき)秋田県由利本荘市鳥海町百宅・散策自由 明るいうちに散策しましょうどなたかが「小さな滝」と登録したようですが、大きい滝です!マイカーでのアクセス~いずれも経路が複雑です。ナビ等の使用を~E7日本海東北道「本荘IC」より、およそ1時間10分。E13湯沢横手道路「雄勝こまちIC」より、1時間以上。※また、山形県新庄方面からの場合、秋田県側院内道路(自専道)には入らず現道を直進してください。院内道路に入ると、由利本荘方面への分岐を行きすぎてしまいます。列車・バスでのアクセス由利高原鉄道鳥海山ろく線「矢島駅」よりタクシー約50分。地元タクシー会社の観光コースに含まれているようですので、問い合わせてみてください。※乗合バスは運行されていません釣りキチ三平 [Blu-ray]価格:4753円(税込、送料別) (2021/6/29時点)滝田洋二郎監督(『おくりびと』等)作品・須賀健太君主演2009年公開映画「釣りキチ三平」クライマックスシーンはここです 東北ランキング