トライスターのコクピットが設置された秋田空港の資料室
目がチカチカしそう秋田空港の資料室が今年、リニューアルされました。壁をブチ抜いて、廊下も天井・床とも青空に雲。展示レイアウトも一新されていますが、以前はなかった展示物として、コックピットのモックアップが登場してます新登場の展示物で、外観はモックアップ感満点ですが・・・ 内部は昔のジェット機のコクピットそのまんま!しかも、計器類は悉くアナログです。操縦桿も使い込まれた感ありますね!これは、L-1011 Tristarのモックアップで、しかも、実際の訓練用に使われていたものだそうです。(整備の訓練用だったとのこと)ロッキードL-1011は、ANAの国際線初進出の機材としても抜擢され、ボーイング747SR(通称スーパージャンボ)とともにワイドボディの幹線機で、機体の販売にあたっては、いわゆる「ロッキード事件」という、世界中を巻き込んだ歴史的汚職事件の火種となった飛行機です。ANAでは1995年に運航終了。秋田空港のようなローカル空港には縁のなさそうな機種のモックが何でここに? アルバムに収蔵してある紙焼き写真をスマホのフォトスキャン機能でコピーした画像のため画質が粗いのはご容赦ください。その昔、秋田空港に定期便で飛来していたトライスターの写真です。ときは1992年12月6日のNH877便(現在のNH405便の時間帯)。 1992年というと、現在の秋田~東京間の主力交通機関「秋田新幹線こまち」はまだやっと起工式を終えたばかりで、特急「たざわ」と新幹線「やまびこ」の乗継は最短でも4時間台後半。対して秋田~東京を1時間少々で結ぶ航空便は、ANA・JALともにボーイング767がメインだったものの、ANAがこのトライスターや、スケジュールによってはスーパージャンボを、1990年から就航したJALも多客時にはDC-10を投入するなど、優勢に立っていたものです。その後「こまち」が開業~東北新幹線内のスピードアップにより鉄路は大幅な時短を実現し、現在に至るまで飛行機vs新幹線の激しい乗客争奪戦が繰り広げられているのはご承知の通りです。 キャプテンが手を振ってくれました。コクピットには3人の人影が見えます。トライスターはパイロット2名のほかに航空機関士(フライトエンジニア・FE)の乗務が必要な機種でした。 FEの方が計器類の監視・操作をしていた席(のモック)もそっくり移設されてきました。子供の遊び用ならパイロット席だけで十分ですが、FE席も一緒に持ってきているところに愛を感じますね。 改装以前からあった展示物も展示方法が改良されています。展示模型はどれも昔の塗装ですが…。懐かしい特別塗装機「マリンジャンボJr」の模型もあります。マリンジャンボJrも撮ってるはずなので、機会があればご紹介します。 滑走路側にはレストスペースが設けられました。コーヒーの販売機も設置されて、送迎デッキを眺めながら休憩できます(機体は見にくい)。1階のコンビニで軽食を買ってきて、ここで休むのも良いですね。 奥のモニターには「フライトレーダー24」が映し出されています。しかし、画面に表示されている飛行機のほとんどが、ここからは見えないというオチがついています(笑)もっと範囲を狭めても良いのではないかと思うのですけどね~。…24日の日、SANTA1便は飛来したんでしょうかね?1/100 L-1011トライスターANA (トリトンブルー) 【中古】ハセガワ1/200 LC-1011 トライスター ANAItem.No.LC-01 【A'】未組立、箱少し傷みあり 【中古】食玩 プラモデル 1/500 B727-200 モヒカンブルー塗装 「ANA ウイングコレクション3」 【中古】食玩 プラモデル 1/300 F-27 モヒカンブルー塗装 「ANA ウイングコレクション3」 マイカーでのアクセス秋田空港の駐車場は2時間無料です(立駐も同様)。今年の改装から、第1駐車場と立体駐車場の出入口が別々になりましたので、ご注意下さい。今年も当ブログをご覧いただきましてありがとうございました。30・31日両日はたぶん記事を書くヒマはないと思うので、2021年のKazuブログはこの記事でおしまいにしたいと思います。皆様にとって新年が良い年でありますように