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旅とメシと鉄道と酒と温泉と…あと何だ??

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2015年06月22日
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角館武家屋敷通り 03
角館武家屋敷通り 03 posted by (C)Traveler Kazu 

秋田県角館を象徴する景色が、この武家屋敷通りでしょう。

当初城主だった芦名家と、その後城主となった佐竹北家によって栄えた城下町「角館」の内町です。
その頃から広い道幅がとられていたため道路拡幅や区画整理などの犠牲になることがなく、また、政治経済上重要な都市としての地位も失っていたため空襲や開発を受けることもなく江戸時代のたたずまいのまま戦後を迎え、昭和51年、角館に2地区残っていた武家屋敷群のうち、表町~東勝楽丁(旧国道46号交差点~市役所庁舎)の界隈が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。

JR角館駅からは最も遠いエリアですが、徒歩10分少々で南側の入り口に到着できます。
(上の写真は北端近くから南を向いて撮影)
今回は角館駅の方から桧木内川堤の桜並木を通って、北側(旧R46、現R341交差点)から武家屋敷通りに入りました。


角館武家屋敷通り 02
角館武家屋敷通り 02 posted by (C)Traveler Kazu 

平福記念美術館
当地出身の日本画家、平福穂庵・百穂親子の業績を記念して建てられた、秋田蘭画を得意とする美術館があります。
平福百穂は自然主義的写実画を得意とし、また、アララギ派の歌人としても活躍したそうです。
建物は、秋田市出身の建築家大江宏(主な作品:国立能楽堂、法政大学)の設計ということです。
建物前の大木は、ここに武家屋敷があった頃からの木だそうです。
佐竹北家の家臣の屋敷が取り壊された後、百穂の尽力で開校した旧制角館中学がここに建ち、多くの先達を輩出した角館自慢のスポットでもあります。

ちなみに、美術館の裏手には弓道場があり、旧制角館中学の流れをくむ角館高校の生徒が練習しています。


角館武家屋敷 青柳家 09
角館武家屋敷 青柳家 09 posted by (C)Traveler Kazu 

平福記念美術館を過ぎると、道の両側に黒板塀が連なり、東側に武家屋敷が建ち並ぶようになります。
(道の西側は近代建築の土産品店や住家、空地が多い)

この「武家屋敷通り」には北(城跡に近い)から順に
・小野崎家(【復元建物】公民館・武道館として使用)
・旧石黒家(【昭和10年築】現在は市有)
・石黒家
・青柳家
・岩橋家
・松本家(裏通り)
・河原田家
・小田野家
が残っているようです(ほかに非公開も)。このうち石黒家と青柳家は有料公開されていて、座敷に上がったり、家伝の品々を観覧したり、青柳家ではお食事や喫茶もできます。このほかの武家屋敷は無料ですが、お庭と建物外観のみの見物か、建物内部を土間から覗き込む程度で楽しみます。


この中で、今回は「角館歴史村 青柳家」を観覧してみました。
入村料500円ですが、有料の価値ある展示内容でした。次回、ご紹介します!

どのお宅も、現在もお住まいのところをご厚意で公開されているものです(一部を除き公営ではありません)。公開場所以外の立ち入りはしないようお願いします。


イタヤ細工樺細工



いずれも、角館の伝統民芸品です。
樺細工(桜皮細工)は有名ですが、イタヤ細工も手が込んで味わいある民芸です。






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最終更新日  2015年06月22日 13時30分08秒
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