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旅とメシと鉄道と酒と温泉と…あと何だ??

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2015年06月23日
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秋田県民ながらなかなか観光気分で歩いたことがない角館(かくのだて)をゆっくり歩くひとり観光
JR角館駅前を出発し、お昼ご飯に「御狩場焼」を食し、外町の商店街を歩いて新緑の桜並木を散策しました。
歩は、角館のシンボル・重要伝統的建造物群保存地区「武家屋敷通り」に。
「伝統的建造物群保存地区(伝建)」=自治体が指定
「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」=伝建の中から国が指定←角館はこちら


「その1 角館駅前」はこちら
↑初めての方はどうぞ1回目からご覧ください!



武家屋敷通りには、藩政時代~明治初期の家屋が何件も現存し、道路が舗装されていることを除けば藩政時代の雰囲気そのままの通りがおよそ600mにわたって残っています。

武家屋敷のうち有料で公開しているのは「石黒家」と「青柳家」。
今回は、現存武家屋敷の中で北(=城跡に近い)から2つ目「青柳家」を拝見しました!


角館武家屋敷 青柳家 01
角館武家屋敷 青柳家 01 posted by (C)Traveler Kazu 

秋田県指定史跡 角館歴史村 青柳家
同家のホームページや受付で頂戴したパンフレットによると、青柳家が移り住んだのは約400年前。
当初は芦名家に、芦名家の断絶後は佐竹北家に仕えた重臣だったそうです。
入口の門は薬医門といい、上級武士にしか認められなかった重厚な門構えです。


角館武家屋敷 青柳家 02
角館武家屋敷 青柳家 02 posted by (C)Traveler Kazu 


母屋は約200年前の建築で、随所に飾りが施されているほか、周り縁は雪国特有だそうです。

母屋の内部を拝見したあと順路を進むと、「武器蔵」ではその名の通り、青柳家に伝わる数々の武具を拝見できます。
刀や薙刀(なぎなた)を実際に持って、その重さを体験できました!
(刀、薙刀はアクリルケースに収められています)


角館武家屋敷 青柳家 04
角館武家屋敷 青柳家 04 posted by (C)Traveler Kazu 

母屋の裏にはお庭が広がっています。
「秋田郷土館」という農家を移築した建物の中では、角館の有名な伝統工芸「樺細工(桜皮細工)」と「イタヤ細工」の実演が見学できましたグッド
イタヤ細工職人の女性の方がいろいろ教えてくれました。
手頃な土産として「イタヤ細工」で作られた「イタヤ馬」も良いですねきらきら


上向き矢印これが「イタヤ馬」。掌より大きいか小さいかという位で、素朴で飾りに最適!
designshop〔北欧雑貨インテリア〕
「青柳家」さんとは関係ありません



角館武家屋敷 青柳家 05
角館武家屋敷 青柳家 05 posted by (C)Traveler Kazu 

青柳家の敷地内は観光施設としても活用され、お土産やアンティーク雑貨を販売するお店を覗くのもまた良いです。「生もろこし」の売店も出ていて試食させてもらいました。
ほか、稲庭うどんのレストラン「稲庭古来堂」などもあります。


角館武家屋敷 青柳家 06
角館武家屋敷 青柳家 06 posted by (C)Traveler Kazu 

9月に行われる「角館のおまつり(国指定重要無形民俗文化財「角館祭りのやま行事」)」で使われる「やま(曳山)」が1台展示されています。
秋田市土崎のお祭り(土崎神明社祭の曳山行事)の「やま」に比べてやや小ぶりですが、角館の「やま」は、2台を激しく正面衝突させる「やまぶっつけ」が見どころです(土崎のは、ぶつけ合いはしない)。

展示としては、幕末から明治初期に撮影された写真の展示が行われていて、使節団として欧州へ向かったお侍さんたちをスフィンクスの前(!)で撮った記念写真や、髪を結いあげた、非常に痩せている若い全裸女性の写真(当時、日本女性の栄養状態と帯を締める服飾の結果を伝える写真としてパリ(?)で販売されたとのこと)、洋服を着た徳川慶喜など、なかなか衝撃的なお写真もありました。


角館武家屋敷 青柳家 07
角館武家屋敷 青柳家 07 posted by (C)Traveler Kazu 

立派な邸内社もあって、格の高さを感じます。
もちろん、青柳家の氏神様でしょう。


角館武家屋敷 青柳家 08
角館武家屋敷 青柳家 08 posted by (C)Traveler Kazu 

順路通りに廻って、最後の最後に、「武家屋敷らしい」建物の一面を見ました。

さらっと見て出るつもりでしたが、じっくり見ちゃって、45分ほど青柳家にいました。お時間がある方は、500円を払って観覧する価値ある武家屋敷と思います!


角館歴史村 青柳家
秋田県仙北市角館町東勝楽丁26
(武家屋敷通りの一番北の方)

開村時間 9時~夏期17時、冬期16時 年中無休
入村料金 大人500円、中人300円、小人200円
(訪問時のパンフレットより)

・駐車場は「桜並木駐車場(桜まつり期間中は武家屋敷臨時駐車場)」(有料)などを利用
・JR秋田新幹線こまち号 角館駅から散策15~20分 バスでは「伝承館入口」下車5分ほど






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最終更新日  2015年06月23日 14時23分28秒
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