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カテゴリ:秋田県 勝手に観光案内
秋田県の武家屋敷が残る街「かくのだて」をお散歩してきたシリーズの7回目
前回ご紹介した「青柳家」を出て、武家屋敷通りを南下しながら散策しました 「その1 角館駅前」はこちら ↑初めての方はどうぞ1回目からご覧ください! 角館武家屋敷通り 05 posted by (C)Traveler Kazu 南北約600mの「武家屋敷通り」は、途中にクランク状になっている部分があります。全国の城下町でおなじみの「鉤型」と呼ばれる道の形状で、敵の侵入を遅らせるためにわざと、こうしてあります。 この鉤型の角に、角館樺細工伝承館があるほか、南下せず西へ(=北から歩いてきた場合、右折)進むと「桜並木駐車場」と「伝承館入口バス停」に出ます。 角館武家屋敷 岩橋家 01 posted by (C)Traveler Kazu 岩橋家(無料公開) 角館の中級武士の屋敷で、当時の典型的な間取りを残しているとのことです。 前回ご紹介した「青柳家」は上級武士でしたが「岩橋家」は中級武士。 門はあるものの門構えはぐっと簡素になって、位の違いがはっきりしています。 角館武家屋敷 岩橋家 02 posted by (C)Traveler Kazu 角館武家屋敷 岩橋家 03 posted by (C)Traveler Kazu 岩橋家は土間までお邪魔することができます(座敷へは上がれません)。 管理人の方(岩橋さん宅の方?)がいらっしゃって、お話を聞くことができます。 岩橋家の南側に、数軒の一般民家や店舗を挟んで2軒の武家屋敷があります。 角館武家屋敷 河原田家 01 posted by (C)Traveler Kazu 河原田家(無料公開) やはり中級武士の邸宅ですが、明治時代の築ということです。 角館武家屋敷 河原田家 02 posted by (C)Traveler Kazu ガイドマップによると、「藩政時代の建築を踏襲しており、座敷にはこの地方の書院造の典型的な様式を残しています」ということです。 河原田家は外観のみの見学ですが・・・ 角館武家屋敷 河原田家 03 posted by (C)Traveler Kazu とても落ち着いた、素敵なお庭があり、緑が目に優しく訪問者を楽しませてくれます。 お庭は江戸時代から続くもののようです。 角館武家屋敷 河原田家 04 posted by (C)Traveler Kazu 建物の感じ、戸の建付けなど、「江戸」よりは「明治大正」といった趣ですね。 河原田家の北隣、路地の奥には小さな資料館があります。河原田家の蔵を改装した資料館だそうです。 ※河原田家では、屋敷の見学は無料、資料館の見学は有料 次の武家屋敷は、すぐお隣です。 角館武家屋敷 小田野家 01 posted by (C)Traveler Kazu 小田野家(無料公開) やはり中級武士の邸宅です。建築自体は隣の河原田家同様、明治時代のようです。 小田野家は建物もさることながら、小田野氏の来歴に特徴があります。 江戸時代中期、この家系から有名な画家が輩出されました。その名は小田野直武。 角館生まれ角館住まいの秋田藩士にして画家。「エレキテル」で有名なあの平賀源内が秋田に来た時に洋画を習い、その後藩命で江戸に出て腕を上げ、和洋折衷の「秋田蘭画」を編み出し、さらに、杉田玄白らが著した医学書「解体新書」の挿絵を描くなど活躍したという人物です。 ただ、晩年は藩命により角館で謹慎を申付けられ、不遇のうちに世を去ったとのこと。 武家屋敷通りに残る「小田野家」は、その分家筋に当たるようです。 角館武家屋敷 小田野家 02 posted by (C)Traveler Kazu 明治時代の火災で類焼して、すぐ再建された建物のようで、外観装飾はいろいろ省略されているが、間取りは面影をかなり残しているということです。 ちなみに、「河原田家」と「小田野家」は、黒板塀を一部外して木道を通してあり、武家屋敷通りに出なくても行き来できるようになっていました。 角館武家屋敷 小田野家 03 posted by (C)Traveler Kazu 小田野家を出て南下すると、仙北市役所角館庁舎前となり、現代の街並みに戻ります。 武家屋敷通りの散策日記はいかがでしたか? 通りには武家屋敷や資料館のほかに、お食事処や喫茶もあります。 ここまで歩きました!(google map) 「ひとり観光」はまだまだ続きます。 次回、「仙北市角館庁舎」とその周辺、そしてまた外町の方へ戻ってまいります。以下、次回 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年06月24日 20時50分35秒
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