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カテゴリ:秋田県のジオパーク
秋田県湯沢市エリアでは特徴ある地形や、火山に由来する噴気や希少な岩石の露出といった珍しい地表の現象が各所で見られ、ゆざわジオパークとして「日本ジオパークネットワーク」加盟して売り出し中とのことです。そこで、半日ではありますが車を走らせ、何か所か巡ってみました
ぶらぶら巡り日:2015年10月16日 高速道路の湯沢インターを降りて5分ほどで、最初のポイントに到着です。
湯沢市役所・力水 04 posted by (C)Traveler Kazu 湯沢市の市街地、湯沢市役所の向かいにある湧き水です。 背後は山になっており、土壌にしみ込んだ雨水が浸透し、その崖のキワから流れ出ている湧水です。 この山には戦国時代には「湯沢城」が(一国一城令で廃城)、その後山のふもとに佐竹南家の屋敷ができ、台所用水としても使われていたそうです。 「ジオサイト案内書」によると「飲むと力が湧く」とお殿様が愛飲したので、いつしか「力水」と呼ばれるようになったそうです。 残念なことに、近年湧出量が減少しているということです。 湯沢市役所・力水 03 posted by (C)Traveler Kazu 「力水」の向かいには、今年新築落成した湯沢市役所があります。 ジオパークのガイドパンフも、ここでもらえます(1階総合案内)。 「力水」で水をくんでいた方の話では、ここにかつて、佐竹南家の屋敷があったそうです。 湯沢市役所・力水 01 posted by (C)Traveler Kazu 市役所の向こうに見える山の崖下に、「力水」が湧いています。 湯沢市役所・力水 02 posted by (C)Traveler Kazu 「力水」の南隣は公園になっておりまして、階段を上った先にはかつて佐竹南家にあった門が移設保存されています。
湯沢市役所・力水 05 posted by (C)Traveler Kazu 「力水」ならびに湯沢市役所の前から、JR湯沢駅の方向を望んでいます。 全体的に下り坂になっていることにお気づきでしょうか 湯沢市の中心市街地は、そのほぼすべてが鉦打沢川の扇状地に乗っています。 現在、鉦打沢川は市街地中心部の北部を流れ、護岸で固められていますが、太古の昔は洪水と蛇行を繰り返して、東側の山から大量の土砂をここ一帯に堆積させたパワーのある川です。そのため地下水を得やすく、「力水」の他にも湧水があるほか、「両関」「爛漫」といった清酒の醸造が今でも盛ん。また、清らかな水が大量に必要な精密機械工業も盛んになっています。 湯沢絵どうろうまつり 1_02 posted by (C)Traveler Kazu 現在も水量豊富な鉦打沢川(2013年8月・再掲) また、湯沢市と横手市十文字町の境を流れる皆瀬川から須川IC近くを流れる高松川まで、直線距離でおよそ15km(地図読み)にわたって雄物川右岸(=東側)の山々は断層崖になっていて大小の扇状地が連続して見られ、今年全線開通110周年を迎えたJR奥羽本線車窓の特徴的な風景となっていますので、ご興味がある方はぜひ乗車してみてください。 湯沢市「力水」へのアクセス情報 秋田県湯沢市字古館山(湯沢市役所の斜め向かい) 列車・路線バスでのアクセス JR奥羽本線「湯沢駅」下車。 東口を出て駅前まっすぐの商店街を直進、商店街を抜けた先に市役所が見えます。徒歩10分前後で到着。 現在、湯沢駅は新築工事中。現在は正面玄関(東口)だけですが、工事が完成すると「西口」ができます。 マイカーでのアクセス 湯沢横手道路「湯沢IC」を流出し出口を左折、跨線橋を渡った先の十字路は国道13号線を横断し、「湯沢翔北高校」前の交差点を右折。ICから5分ほどです。 また、国道13号との十字路を右折していったん13号に入り、湯沢駅入口の交差点を左折(←湯沢市役所)すると、商店街が緩い上り坂になっているところを体感でき、おすすめです。 湯沢市の夏の風物詩 2013年8月 湯沢絵どうろうまつりを見に行きました! 「東北の灘」湯沢の銘酒 「両関」の多彩な酒! 「爛漫」の深い味わい! 湯沢駅から一番近いホテルはこちら 県南最大のブライダルホールもある湯沢グランドホテル<秋田県> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月22日 14時03分40秒
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