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旅とメシと鉄道と酒と温泉と…あと何だ??

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2015年11月14日
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車を少しだけ走らせて、前回ご紹介した、「板場の台」から眺めた大火口の火口原の中に降りてきました。


鬼の隠れ里 01
鬼の隠れ里 01 posted by (C)Traveler Kazu 

まず、駐車位置から山頂方向を見ますと、山肌には岩がゴロゴロ。
地肌の岩が露出しているのではなくて、吹き上げられた溶岩が固まったものですよ…と、小学生の頃教えられました。


鬼の隠れ里 02
鬼の隠れ里 02 posted by (C)Traveler Kazu 

道路沿いに説明看板があります。ここから5分少々、火口原の中を歩いたところに、この看板が指し示す「鬼の隠れ里」がありますマラソン
なお、駐車スペースは道路を挟んでこの看板の向かい側にあります(未舗装の空地)。


鬼の隠れ里 03
鬼の隠れ里 03 posted by (C)Traveler Kazu 

火口の中にすすき野原が広がる光景は、プチ仙石原(箱根のね)の様相と言っては言い過ぎですかね(笑)
夕日の逆光に、すすきの穂が輝いて夢模様きらきら

夢空間の先に、突如!現れる奇岩ダッシュ


鬼の隠れ里 04
鬼の隠れ里 04 posted by (C)Traveler Kazu 

鬼の隠れ里 
全国地質調査業協会連合会・地質情報整備活用機構「日本奇岩百景」登録


ただ「岩を積み上げた」だけのように見えますが…
ここは、「鬼が岩を積み上げて隠れ家を作り住んでいた」という伝説のスポットです。
もちろん、成因は鬼が積み上げたものでもなければ、石材店の石置き場でもありません。

粘り気の非常に強い溶岩が地中から押し上げられてタワーとなり、それが崩れてこういう姿になったとされているそうです。国土地理院の技術資料D1-No.357「日本の典型地形」には、「溶岩ドーム」として掲載されています。


鬼の隠れ里 06
鬼の隠れ里 06 posted by (C)Traveler Kazu 

遠くから見るとやっぱりただの粗削り石材の山にか見えないのですが、下から見上げると、かなりの高さで迫力があり、これは見ものです。頂上には念仏が刻まれた石があるそうですが、転落したら嫌なので上がるのはやめました。
また、ここには、岩の上なのに、日照りになっても汲み上げても枯れることがないという水溜りがあります。


ただの原っぱだと思っていた寒風山の大火口に、こんな奇岩があるとは、ドライブの方々はなかなか気づかないようですね!実際、このとき、車から鬼の隠れ里を歩いて往復する間に出会った人は1人だけでした(それも、学校の先生っぽい、背広着た男性)。
回転展望台以外にも、ちょっと車を停めて歩いてみてはいかがですか?
ちなみに、前回ご紹介した「板場の台」からも、よく目を凝らすと見えます。


鬼の隠れ里 男鹿国定公園/男鹿半島・大潟ジオパーク内
秋田県男鹿市寒風山横道

地図はこちら→goo地図
地図の中心が「鬼の隠れ里」の位置です。駐車スペースと説明看板は、図上右側の県道55号寒風山道路「男鹿中滝川」表記の位置にあり、そこから歩いて5分少々です。
駐車位置へは普通車や軽自動車でも行けますが、そこから奇岩「鬼の隠れ里」までは徒歩となります(轍はありますが、狭く、溶岩が露出しているため乗り入れは非常に厳しい)。

なお、路線バスでは行けませんので、お車以外の方は羽立駅よりタクシーをご利用ください。
レンタカーは秋田市内か秋田空港で借りてきてください(男鹿のレンタカーは船越のトヨタレンタリース1軒のみのようです)。


余談・・・


鬼の隠れ里 07
鬼の隠れ里 07 posted by (C)Traveler Kazu 

説明看板がある広場にあった謎の高まり。
これも火山の地形かと思いましたが…見れば見るほど「花壇か植え込みの残骸」っぽっすね…。
この周囲だけはキレイに草一本生えてないし、昔、男鹿半島観光が流行っていた時代に、ここに何かあったのかなあ??
(ゴルフ場はもっと西側です)

男鹿温泉宿泊案内 寒風山より車で15分ほど

 
 
 

「別邸つばき」さんは、旧「男鹿グランドホテル」が今春、高級路線にフルリニューアルしたお宿で、「温泉旅館ゆもと」さんは「湯本ホテル」を改称した昔ながらの温泉ホテル。「元湯雄山閣」さんは男鹿温泉集落の入口にドーンと建つ、湯口がなまはげになっているテレビで有名なお風呂の宿です。






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最終更新日  2015年11月14日 16時12分50秒
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