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カテゴリ:秋田県のジオパーク
秋田県と山形県にまたがる東北第二の高峰・日本百名山「鳥海山」。
「出羽富士」とも呼ばれる秀峰で、霊峰としても名高い、自然を愛する方々には憧れの山です。 登山口はいくつか知られていますが、秋田県側で有名なのが「鉾立」(ほこだて)と「祓川」(はらいかわ)。 「鉾立」はにかほ市(旧象潟町)、「祓川」は由利本荘市(旧矢島町)。 どちらも五合目で、そこまで車道が通じています。 ※場所は全く違うので、間違えないようにして下さい。 以前、当ブログで「矢島口五合目 祓川」の様子をご紹介したことがありました。 2007年6月ご紹介記事 今回は、象潟口の「鉾立」に上がってみました 鉾立へは、象潟と山形県の吹浦から、登山道路「 鳥海ブルーライン 」が通じています。今回は、秋田県側から登り、山形県側へ下山しました。 鳥海ブルーライン 2016-09-03_1 posted by (C)Traveler Kazu 海抜ぼぼ0mの象潟市街地で国道7号から分岐すると、すぐ登りが始まります。 いきなり標高を稼ぎます。 その登りの途中に、日本海東北道 象潟ICが接続。 象潟ICを過ぎてもうひと登りすると、平坦な広い「小滝」という集落があります。 広々とした水田が広がり、細長く集落が連なる昔の形態を残しています(道路はバイパス)。 1枚目の写真は、「小滝」のあたりから鳥海山を撮影しました。 この「小滝」には、国指定名勝・新日本観光地百選「奈曽の白滝」(奈曽の白瀑谷)、平成の名水百選「元滝伏流水」がありますので、時間があればお立ち寄り下さい。 2013年5月ご紹介「奈曽の白滝」 2008年5月ご紹介「元滝伏流水」 また、最終のガソリンスタンドがここ小滝にあります。燃料計のチェックを(JA上郷SS) 元滝伏流水(象潟病院)へ至る道路を右に分けると、まもなく本格的な登りが始まります。 ちなみに、鳥海ブルーラインはかつて有料道路でしたが、2001年に無料開放。 その名残として、料金所の跡地が広くなっているほか、料金所事務所だったと思われる小屋が、秋田側・山形側両方とも残っています。 料金所跡地を通過した途端に、急カーブと急坂でグイグイ登ります。 エンジンオイルが焼ける匂いが車内に充満します。 鳥海ブルーライン 2016-09-03_4 posted by (C)Traveler Kazu だんだん「空が近くなってくる」~ 鳥海ブルーライン 2016-09-03_2 posted by (C)Traveler Kazu ところどころ、駐車帯・駐車場があります。景色は良いところもあれば、全く利かないところもありますが、ここは、海側に張り出した眺めの良い駐車帯でした。 鳥海ブルーライン 2016-09-03_5 posted by (C)Traveler Kazu 鳥海山は、海岸線・海抜0mからいきなり裾野が始まるので、海がこんなに近いんです。 うねっている道が、いま登ってきた鳥海ブルーライン。 鳥海ブルーライン 2016-09-03_6 posted by (C)Traveler Kazu 自然の岩、そこには造花のお花が手向けられていました。 理由はよく分かりません。 なお、秋田県の一部地域では、墓前に生花ではなく造花を手向け、次の墓参まで維持する風習があります(秋田市は生花)。 鳥海ブルーライン 2016-09-03_3 posted by (C)Traveler Kazu ここは標高800m付近(記事執筆時に読図)。 料金所跡から鉾立までの距離の2/3~3/4ほどまで来ました。 さあ、あとひと踏ん張りです エンジン君、頑張ってくれよぉ~~ 余話 鳥海山麓のミニ水力発電 posted by (C)Traveler Kazu 小滝集落で写真を撮ろうと車を脇道へ入れたところ、水力発電?のミニ水車を見つけました。 鳥海山麓は水が豊富で、奈曽の白滝下流には小滝第一発電所、新小滝発電所が、白雪川には小出発電所があって電力を供給しているほか、水田に広く配水されていて、雪解け水を田に引き入れる前に温める「温水路」という設備が大小各所にあります。 2008年5月ご紹介「上郷温水路群」 ※アクセス情報は当時のものです ※9/10 9/9に鳥海山が日本ジオパークに認定されたのに伴い、記事分類カテゴリを「秋田県 勝手に名所案内」から「秋田県のジオパーク」に変更しました
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最終更新日
2016年09月10日 19時30分03秒
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