|
カテゴリ:秋田県 勝手に観光案内
前回、田沢湖畔をご紹介いたしました。
せっかくなので、その田沢湖を、路線バスと遊覧船でめぐるプランを考えてみました。 車がないと動きようがないといわれる秋田県の観光地ですが、ここ田沢湖周辺だけは車がなくても、路線バスや遊覧船で予約なしで巡ることができます。 なお、今回ご紹介するプランでは、「田沢湖クニマス未来館」には立ち寄りません 時刻は、JR時刻表2017年3月号と、羽後交通・岩手県北バスのサイトで提供されているPDF形式の時刻表を参照しました。なお、本記事はあくまでモデルコースのご紹介ですので、現地で時刻が変更になっていて乗り継ぎができなくなっていても、責任は負いかねます。時刻はその後変更(改正)となる場合がほとんどですので、下記を参考にしつつ、ご出発日時点の時刻表で再度プランニングしてください。 また、八幡平・花輪へのバスは10月22日までの運行 田沢湖遊覧船は11月5日までの運行だそうです。 それ以降は来春まで運休です。 玉川温泉へのバスは、10月23日以降時刻が変わります。積雪期にはさらにまた時刻が変わります。 田沢湖クニマス未来館 02 posted by (C)Traveler Kazu スタンダードプラン…田沢湖駅から田沢湖畔を一周して、田沢湖駅に戻る このプランは、ズハリ「田沢湖一周線」に乗るだけです これは1本のバス便で、途中に散策のための停車がある便です なお、便数が多い乳頭線を組み合わせると、遊覧船のりばや土産品店が集まる「田沢湖畔」バス停周辺の散策もできますが、このプランでは単純さを重視してカット。 秋田新幹線こまち3号(東京7:36、仙台9:12ほか)…田沢湖駅10:26着 田沢湖駅前10:45発ー田沢湖南岸を通り→潟尻11:15 <散策停車20分 たつこ像がここにあります> 潟尻11:35―バスは田沢湖北岸を通行→11:45御座の石 <散策停車10分 御座石神社に参拝> 御座の石11:55→12:16田沢湖駅前 <駅前に物産館(人気のそば店あり)など> 新幹線接続は 角館・秋田方面こまち13号/東京方面こまち20号とも13:11 秋田新幹線こまち13号(東京10:20、仙台11:54ほか)…田沢湖駅13:11着 田沢湖駅前13:25発ー田沢湖南岸を通り→潟尻13:55 <散策停車20分> 潟尻14:15―バスは田沢湖北岸を通行→14:25御座の石 <散策停車10分> 御座の石14:35→14:56田沢湖駅前 新幹線接続は 角館・秋田方面こまち19号15:11/東京方面こまち24号15:12 在来線普通電車もあります 角館方面大曲ゆき15:37/盛岡ゆき15:53 この後、田沢湖駅前15:25分発で同様のバス便があります(田沢湖駅前16:56帰着) いずれも、潟尻、御座の石では降りたバス(同じ車両)にまた乗って下さい。 このほかにも、田沢湖一周線はあと3便(朝1便、夕方2便)ありますが、生活向け時刻のため散策停車はありません。 変化球プラン1…遊覧船と一周線バスに乗って、田沢湖駅に戻る 田沢湖には、羽後交通グループの遊覧船が運航しています。 バス停「田沢湖畔」目の前の「白浜」を出て、御座石神社沖を航行し、「潟尻」に寄港して「白浜」に戻ります。このうち、遊覧船の前半と、一周線バスの後半を組み合わせたプラン。 田沢湖駅~田沢湖畔間は、便数が多い乳頭線バスに乗ります。 秋田新幹線こまち3号(東京7:36、仙台9:12ほか)…田沢湖駅10:26着 田沢湖駅前10:40―乳頭温泉ゆき→10:52田沢湖畔 白浜11:00ー田沢湖遊覧船→11:22潟尻 <たつこ像> 潟尻11:35―田沢湖一周線バス(御座の石で散策停車あり)→田沢湖畔(白浜)12:04 <湖畔散策・土産品店で買い物> 田沢湖畔12:41→12:43田沢湖駅前 新幹線接続は 角館・秋田方面こまち13号/東京方面こまち20号とも13:11 このほか、遊覧船は9:00、13:00、15:00にもあります 田沢湖畔 潟尻 たつこ像 01 posted by (C)Traveler Kazu 変化球プラン2…遊覧船と一周線バスに乗って、その後乳頭温泉に宿泊 基本形は変化球プラン1と同じですが、田沢湖周遊後は田沢湖駅に戻らずに、人気の秘湯「乳頭温泉」や高原の「田沢湖高原温泉」「水沢温泉」に宿泊します。 午後の新幹線からの接続を例にとりましょう 秋田新幹線こまち17号(東京11:20、仙台12:54ほか)…田沢湖駅14:07着 田沢湖駅前14:20―乳頭温泉ゆき→14:32田沢湖畔 白浜15:00―田沢湖遊覧船→15:22潟尻 <辰子像観覧や、ローズパークホテルでティータイムなど> 潟尻16:15―田沢湖一周線バス(御座の石で散策停車あり)→16:44田沢湖畔 田沢湖畔16:47―乳頭温泉ゆきバス→水沢温泉16:58・高原温泉17:07・休暇村17:20・妙乃湯17:20・蟹場(がにば)温泉17:23 田沢湖一周線バスから乳頭線バスへの乗り継ぎ時間が短いのでご注意を。 運転手さんに乗り継ぐ旨伝えておくとよいですね 変化球プラン3…遊覧船と一周線バスに乗って、その後玉川温泉に宿泊 宿泊先を田沢湖高原エリア(乳頭・高原・水沢)ではなく、単一源泉からの湧出量日本一でトップクラスの強酸性泉、療養温泉として名高い「玉川温泉」に変えたプランです。 玉川へ行くバス便は下記の時間が最終なので、変化球1よりも1段階早く出発しましょう 秋田新幹線こまち9号(東京9:08、仙台10:42ほか)…田沢湖駅11:59着 田沢湖駅前12:25―乳頭温泉ゆきバス→12:37田沢湖畔 白浜13:00―田沢湖遊覧船→13:22潟尻 潟尻14:15―田沢湖一周線バス(御座の石で散策停車あり)→14:44田沢湖畔 <田沢湖のお土産はこの時間に> 田沢湖畔15:20―玉川温泉ゆきバス→ふるさと会館前16:10・新玉川温泉16:28・玉川温泉16:35 変化球プラン4…遊覧船と一周線バスに乗って、その後八幡平~盛岡へ 変化球プラン3の変形です。田沢湖を見た後、八幡平頂上に行って盛岡へ抜けるという欲張りプラン。ちょっと駆け足です。また、田沢湖畔~八幡平頂上へのバスは毎日運行ではないので、この区間のバスの運行日でないと実現できません。 ただし、2017年は本日以降10月22日の今季最終運行日まで毎日運転されます。 また、八幡平頂上発着のバスは下記の便が最終ですので、乗り遅れないようにしてください。 秋田新幹線こまち3号(東京7:36、仙台9:12ほか)…田沢湖駅10:26着 田沢湖駅10:40―乳頭温泉ゆきバス→10:52田沢湖畔 白浜11:00ー田沢湖遊覧船→11:22潟尻 潟尻11:35―田沢湖一周線バス(御座の石で散策停車あり)→12:04田沢湖畔 田沢湖畔12:26ー八幡平頂上ゆきバス→14:29八幡平頂上 八幡平頂上15:35―岩手県北バス【A06】盛岡バスセンターゆき→盛岡駅東口17:28 盛岡18:15-はやぶさ・こまち30号→仙台18:55・東京20:32ほか 東京へ戻る新幹線は20:50のはやぶさこまち38号まであります 変化球プラン5…遊覧船に乗って、その後鹿角市花輪へ抜ける (1泊必要だが最短距離で田沢湖と十和田湖の両方を観光可能) 田沢湖を遊覧船とバスで観光したのち、県北部の鹿角市花輪(JR花輪線の鹿角花輪)に抜けるプランです。出発を早めれば遊覧船+一周線バス+花輪ゆきバスに乗れますが、田沢湖一周線バスと花輪ゆきバスとの接続時間が空きすぎるので、遊覧船のみで田沢湖を周遊することにします。 なお、花輪ゆきバスの運行事業者は秋北バスですが、バス停は羽後交通と共用です。 花輪ゆきバスは、下記が最終です このバスも、2017年は10月22日までの運行です。 秋田新幹線こまち9号(東京9:08、仙台10:42ほか)…田沢湖駅11:59着 田沢湖駅前12:25―乳頭温泉ゆきバス→12:37田沢湖畔 白浜13:00―田沢湖遊覧船→13:40白浜 <田沢湖みやげ購入・軽食はここで> 田沢湖畔14:31―秋北バス・花輪ゆき→鹿角花輪駅前16:52 JR花輪線・普通 大館ゆき 18:24 JR花輪線・普通 盛岡ゆき 18:31 秋北バス 小坂ゆき 16:46(土・日・祝運休)・17:18 秋北バス 大湯温泉ゆき 17:52(土・日・祝運休) なお、このバスを「八幡平駅前」(16:39)で降りると、JRの16:45発盛岡ゆきに間に合うかもしれません。ただし、ギリギリなので、おすすめはしませんね。 十和田湖へ行きたい場合は、小坂まで行って「ゴールドパレス」か「ブルートレインあけぼの」に宿泊して翌朝予約制タクシーで行くか、花輪か大館でビジネスホテルに泊まり、翌朝小坂まで行って予約制タクシーにのるかとなります。 (タクシープラン「とくとく十和田湖号⇔小坂号」小坂町HP>交通アクセス) 今年(2017年)は、土日祝のみ、八幡平~花輪~大湯~十和田湖を結ぶ観光路線バスが走っているそうです。予約制ですので、鹿角市のホームページを見てみてください。それでもやはり、十和田湖へ行くのは翌日になります。 ※十和田湖から青森県側各地(新青森駅・青森駅・八戸駅)へは、通常の路線バスがあります (JRバス東北>観光路線) 変化球プラン6…遊覧船に乗って、その後秋田内陸線に乗車する (このルートのみ、一部予約が必要です) これを知っていると、「旅の玄人」と言ってもらえるかもしれない??プランです。 遊覧船で潟尻まで行って、辰子像を観た後、観光タクシーで松葉駅へ向かい、天下のローカル線「秋田内陸線」に乗車して各地に向かうプランです。 秋田新幹線こまち3号(東京7:36、仙台9:12ほか)…田沢湖駅10:26着 田沢湖駅前10:40―乳頭温泉ゆき→10:52田沢湖畔 白浜11:00ー田沢湖遊覧船→11:22潟尻 <たつこ像> たつこ像前11:32ー乗合タクシー(予約)→むらっこ物産館でお買い物15分→12:07松葉駅 秋田内陸縦貫鉄道 12:14 阿仁合ゆき 森吉山紅葉見物(阿仁ゴンドラ)へ行くこと可能! 秋田内陸縦貫鉄道 12:40 角館ゆき この乗合タクシーは、辰子像を経由するコースと、御座石神社を経由するコースがあり、両方合わせると結構な便数が設定されていて、湖畔バス停~松葉駅間は乗合タクシーのみでの移動もできます。(仙北市HP>観光情報>交通案内>周遊タクシー) 利用する列車も上記は一例ですので、時刻表と併せて、前後の計画に合わせたプランにしてみてください。 なお、内陸線は南北に分かれていた頃の名残で、角館ゆきが「下り」、鷹巣ゆきが「上り」ですので、お間違えなく。 秋田内陸線 17D posted by (C)Traveler Kazu いかがでしょうか? もちろん、逆プランも考えられます(乳頭温泉・玉川温泉に泊まってから翌日に田沢湖周遊など)。あくまで、「車が無くてもこんなに多彩なプランを作れますよ」というモデルプランを考えてみたものです。皆さんの旅の計画に合わせてカスタマイズするのも、旅の楽しみのひとつです 最後にもう一度…時刻は2017年の時刻表を参照して記載しましたが、当方の見間違いや時刻変更で乗り継ぎに失敗しても責任は負いません。くれぐれも、計画段階で最新の情報を入手してご自分のプランをお組みくださいね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[秋田県 勝手に観光案内] カテゴリの最新記事
|