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カテゴリ:秋田県 勝手に観光案内
秋田県の中央部、日本海に突き出た「男鹿半島」。
その付け根にそびえる標高355mの小さな火山「寒風山」に車で登りました。 もともとの目的は、寒風山からJR男鹿線を俯瞰撮影することでしたが(前々回の記事)、せっかくなので写真記録も少ししました。 寒風山の山頂には「回転展望台」が現役で稼働しておりますが、山頂は狭く、駐車場がありません。観光客の駐車場は、少し下にあります。 そこに車を置いて、歩いて展望台へ向かうようになっております。 (車寄せはあるので、展望台までの乗り入れは可能) 男鹿半島寒風山の夕暮れ 17-09-09 17-15_01 posted by (C)Traveler Kazu 駐車場にも売店や食堂があります。 「寒風山観光パラダイス」という、昭和レトロな。 しかしこの時間営業は終わっていました。 決して廃業した訳ではありません。現役の店です。 男鹿半島寒風山の夕暮れ 17-09-09 17-15 posted by (C)Traveler Kazu 南西は、男鹿市街地(船川)の方向です。 白いタンクは「国家石油備蓄基地」。 港は「船川港」。「秋田船川港」として重要港湾に指定され、整備されています。秋田港と違って大型貨物船やコンテナ船はなかなか入港しませんが、豪華客船が入港することもあります。 市の名称、駅の名称とも昔の「船川」から「男鹿」に代わっていますが、港湾の名称だけは現在も「船川港」(ふなかわこう/ふながわこう)です。 男鹿半島寒風山の夕暮れ 17-09-09 17-16 posted by (C)Traveler Kazu 北西は「北浦」方面。こちらは港は漁港となっております。 市街地はなく、海岸段丘のような地形に集落が点在しております。 「男鹿温泉郷」はこの方向にあります。 そして、この方面の一番突端が、夕陽の名所「入道崎」です。 寒風山より西側には、「男鹿本山」「男鹿真山」「毛無山」という、寒風山の倍も高い山々がそびえているので、男鹿水族館GAOをはじめとする「男鹿西海岸」の海は見えません。 男鹿半島寒風山の夕暮れ 17-09-09 17-21 posted by (C)Traveler Kazu 東は、「八郎潟干拓地」です。堤防の内側は全域が大潟村になっております。 日本で2番目の広さを誇った「八郎潟」を干拓(堤防を築き、水を抜く/埋め立てではない)してできた稲作の大地ですが、稲作縮小で、畑作にも力が入っているそうです。 大規模農業を意識した開発で田畑のひと区画は広く、大陸のような大型農機を使用する場合もあるようです。休耕田がほとんど見られないのも特徴です。 男鹿半島寒風山の夕暮れ 17-09-09 17-19_01 posted by (C)Traveler Kazu 明治百年祭というイベントを、昔、ここでやったようですね。 近場に目を移すと・・・ 男鹿半島寒風山の夕暮れ 17-09-09 17-19 posted by (C)Traveler Kazu 回転展望台の直下は火口跡でして、溶岩が吹き上げた跡の岩石が斜面に張り付いています。 男鹿半島寒風山の夕暮れ 17-09-09 17-16_01 posted by (C)Traveler Kazu 溶岩が流れた先は「板場の台」と言って、溶岩が流れて冷え固まった凸凹が、波打つように残っています。溶岩じわ(皺)というそうです。 周囲は高まりになっており(ここは火口ではないらしく、外輪山とはいわないらしい)、最新の噴火では流れ出た溶岩はこの範囲内で留まり、麓へは流れ出なかったとみられています。 だから、皴になったまま固まったのでしょうか。 男鹿半島寒風山の夕暮れ 17-09-09 17-18 posted by (C)Traveler Kazu 寒風山にはもうひとつピークがあり、「姫が岳」といいます。 標高は若干低いですが、展望台のある頂と同じくらいの高さがあります。 こちらには、さらにもう1段下の駐車場から徒歩で登れますが、息の切れる急坂です。 吹き流しがありますが、寒風山はパラグライダーの名所でもあります。 次は「板場の台」を見下ろせる場所へ、車で移動しました。 以下、次回。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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