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カテゴリ:岩手県 勝手に観光案内
秋の「岩手県立博物館」散策。
敷地内には紅葉する樹木も多数あり、晴れていたので気持ち良い散策となりました。 岩手県立博物館 02 posted by (C)Traveler Kazu 正門から階段を登るとまず目に入る、背の高い木です。 黄色く色づいた葉が、青空に映えて清々しい 岩手県立博物館 06 posted by (C)Traveler Kazu 本館の左手奥は、小ぶりな「植物園」になっています。 岩手県立博物館 07 posted by (C)Traveler Kazu 植物園には「岩石園」も内包されており、成因の異なる様々な岩石が見られます。 屋外展示なので、雨ざらしによる風化の違いも観察できるようになっています。 次に、正門からの階段の上に架けられている橋を渡って、古民家を見に行きましょう。 岩手県立博物館 12 posted by (C)Traveler Kazu 南部曲がり家 旧佐々木家住宅 「南部曲がり家」は、他所に保存されているものを当ブログでもご紹介したことがありますが、家人が生活する主屋に馬小屋を取り込んでしまった、南部藩独特の建築様式です。 この写真は、生活空間の部分。 岩手県立博物館 13 posted by (C)Traveler Kazu こちらが、馬小屋の部分。もちろん、内部はつながっていて、早い話が、土間を非常に広く作って、そこで馬を飼っていたというわけです。そして、生活空間と馬小屋部分の間を屈曲させてL字型の家屋配置としていることから、「曲がり家」という訳です。 ・遠野「たかむろ水光園」の南部曲がり家(2016年10月訪問) ・矢巾町民俗資料館(徳丹城跡)の南部曲がり家(2017年4月訪問) 岩手県立博物館 15 posted by (C)Traveler Kazu 往時を偲ばせるに十分足りる情景。 この旧佐々木家住宅は、もとは岩泉町にあったそうです。 岩手県立博物館 17 posted by (C)Traveler Kazu 軒下の向こうに木組みが見えます。これはおそらく、はさ架け(稲架)ですね。 稲をはじめ、穀物を収穫後乾燥させる為に使います。 現在は機械乾燥がほとんどなので、稲架の光景もなかなか見かけなくなりました。 ちなみに我が秋田県ではこのスタイルは少なく、1本の木の棒を取り巻くように稲を巻き付けて?乾燥させるスタイルが主流でした。 隣に、様式が異なるもう1軒の古民家があります。 岩手県立博物館 18 posted by (C)Traveler Kazu 直屋 旧藤野家住宅 こちらは、ごく普通の長方形の形状をした民家で、馬の飼育スペースもありません。 これは「直屋」(すごや)という民家建築で、同じ岩手県内でも仙台藩領内で見られたものだそうです。 岩手県でも、北上の南方の「江刺」付近から南は仙台藩(伊達藩)であって、この旧藤野家住宅ももとは奥州市江刺区にあったものだということです。 トミックスのロングセラー商品「わらぶき農家」に非常に良く似てる…
園内を一通り見て、車に戻りましたが、正門の脇にはこのような石柱が建っております。 岩手県立博物館 20 posted by (C)Traveler Kazu 明治天皇駐蹕之地碑(めいじてんのうちゅうひつのちひ) 明治9年と明治14年に、明治天皇がここをお通りになったことを記念して、昭和11年に「旧玉山村上田部落一同」により建立されたものだということです。 DSC_3828 posted by (C)Traveler Kazu 博物館の住所が「上田」なので、旧玉山村上田というのは、ここ博物館があるあたりのことを指すのでしょうか? ※「駐蹕」(ちゅうひつ):天子が御車をお止めになること 博物館の本館と、博物館へのアクセスについては、前回の記事をご覧ください→こちら 東北ランキング 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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