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テーマ:鉄道(22999)
カテゴリ:駅・ターミナル探訪
「啄木望郷の丘」(岩山展望台)を後にしまして、国道455号線方面へクルマを走らせました
経路としては、登ってきた経路を中腹の「新庄浄水場」まで降り、そこから進路を北にとって浅岸地区の団地を抜け、そこから県道36号上米内湯沢線を東へ進みました。 山田線 上米内駅 01 posted by (C)Traveler Kazu JR山田線 上米内駅(かみよない) 始発の盛岡駅から数えて3駅目。最初の交換可能駅であります。 2016年度の1日平均乗車人員は73人と、かなりお淋しい状況。 開業は大正12年(1923年)、Wikipediaによると、この駅舎は開業時からある駅舎だそうです。 さすがにこの現代、電話ボックスはありませんが、事務室部分がある駅舎のカーテンは開き、軒先にはバス停のポールが建ち、好ましい雰囲気を保っております。 それもそのはず・・・ 山田線 上米内駅 07 posted by (C)Traveler Kazu この駅は現在も有人駅、しかも、JR東日本の直営駅なんです 簡易委託駅というならまだしも、グループ会社への業務委託でもなく直営の社員さんが毎日詰めていらっしゃいます。 これは、この山田線特有の事情がありまして、「連鎖閉塞式」という、隣駅同士の電話連絡が必要な保安方式が現在も使われているためだそうです(連鎖閉塞式についてはこちら:Wikipedia)。現在、この方式を用いているのは、旅客列車が運行しているJR線では全国でもここ盛岡~宮古間だけとか。出札だけならだれでもできますが、運転(信号)取り扱いがあるために山奥の小駅ながら正社員の駅員さんがいらっしゃるわけです。 よって、駅舎内も整備され、出札窓口も開き、「簡易委託駅」には見られないほど多種類のパンフレット類が用意されていました。新幹線駅に近い駅なので、Suicaの告知が目立つのが印象的。 ※上米内駅ではSuicaは使えません 山田線 上米内駅 02 posted by (C)Traveler Kazu 駅の営業時間は、6:45~13:50と、直営駅としては異例の短さ。営業時間外は駅舎は施錠され、ホームへは駅舎脇の連絡通路(柵を開けてあるだけ・営業中は閉鎖)を通って構内に入るようになっています。 また、営業時間外は運転取り扱いも行わず、隣の区界駅(といっても25km先)まで1つの閉塞区間とする…と、Wikipediaには記載されていました。 ちなみにお隣の区界駅は、1日平均乗車人員がたったの2人ですが、上米内駅と同様の理由で直営駅となっており、しかも、駅長さんがいるそうです。 山田線 上米内駅 03 posted by (C)Traveler Kazu バス停のポールも見てみましょう。 米内地区は岩手県交通の営業エリアとなっています。 バスの本数もさみしいですね…。 しかもこの路線は盛岡中心部へは直行せず、米内地区からそう遠くない「松園営業所」ゆきとなっております。盛岡市街へは途中または松園営業所でのりかえ。 (近場から市街へ直行するバス路線もありますが、それは次回言及します) なお、山田線のライバル「106急行バス」は岩手県北バスで、しかも米内地区は通らないのでお間違えなきように(盛岡市街から区界までは、7kmほど南を直線的に進む)。 さて、小さな駅ですが見どころが意外に豊富でして、2回に分けたいと思います。 以下、次回!
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