|
テーマ:鉄道(22999)
カテゴリ:駅・ターミナル探訪
盛岡市上米内にあります、JR山田線 上米内駅(かみよない)に立ち寄ってみました~の続きです。
前回はこちら 山田線 上米内駅 04 posted by (C)Traveler Kazu 構内は「対向式ホーム」2面2線という、昔ながらの形式の駅であります。 前回もご紹介しましたが、この駅は始発の盛岡を出て最初の交換可能駅。 そして、この路線は、次の交換可能駅の駅員同士が連絡を取り合って列車を発車させる昔ながらの保安方式で運行されているため、山あいの小さな駅ですがJR東日本の社員がいる駅となっております。 ※通票(タブレット・スタフの類)は使用されていません 山田線 上米内駅 05 posted by (C)Traveler Kazu 駅名標はJR東日本仕様のデザインになっていますが、 …おや、よく見ると、照明の柱にはホーロー引きの駅名標がついていますね。 柱自体はそう古そうには見えませんが。 山田線 上米内駅 06 posted by (C)Traveler Kazu 対向式ホームですが跨線橋はなく、構内踏切を渡って行き来するようになっています。 構内踏切の存在といい、旧式の保安方式といい、これで間に合う程度の列車本数しかないというわけですね。 余談ですが、盛岡~上米内間だけを走る区間列車も設定されています。 営業キロで9.9km。ここ上米内は山間部ですが、上米内までのほかの駅は周囲が市街地となっています。 さて、駅の周囲を見渡してみましょう。 山田線 上米内駅 09 posted by (C)Traveler Kazu 駅舎わきの宮古方には、保線基地があり、保線用車両(機械)が留置されていました。 ロータリーヘッドを付けて準備万端のようです。 奥には古い詰め所もあり、手前には従業員の方々のマイカーも留め置かれていて、人影はありませんが、人の存在を感じます。 この先、次の区界駅は25.7km、時間にして約30分先です。 この間には「秘境駅」として有名だった「大志田」「浅岸」両駅がありましたが、2016年春の改正で廃止となりました。 山田線 上米内駅 08 posted by (C)Traveler Kazu 駅前広場はやはり昔ながらで、巨木が1本。 桜の木っぽいですね。ローカル線の駅前には、いまでもよく見られる光景です。 山田線 上米内駅 10 posted by (C)Traveler Kazu 自動販売機を備えた駅前商店の傍らに、石碑がありました。 山田線 上米内駅 11 posted by (C)Traveler Kazu 前々回までご紹介した「岩山」は石川啄木でしたが、上米内の碑は宮沢賢治でした。 柳田国男が紐解いた遠野の昔話といい、岩手は文学・伝承がよく守られている地ですね。 山田線 上米内駅 12 posted by (C)Traveler Kazu 駅前広場から先を見ますと、正面は盛岡市の米内浄水場。 さっとWikipediaを見ると、1934年より稼働していて、上米内周辺のほか、松園ニュータウンなど結構広範囲に供給する水道水を浄水しているそうです。また、設備には登録有形文化財があるそうです。 さらに、開設時に構内に植栽された桜は米内のしだれ桜として、有数のお花見スポットとなっており、桜の季節には開放されるやに伺っております。山田線に臨時列車が走ることもあるほど大勢の花見客が訪れるようです。 浄水場の先、丘の上に住宅が見えますね。 実はあそこ…桜台団地というそうで、結構な数の住宅が立ち並んでいるそうです。 あそこの団地からは、市の中心部へ向かう路線バスがおおむね1時間に2本程度(経路は違う2路線)出ており、中学校(※)に郵便局、団地の北辺には国道455号が通り、果てはローソンまであるという、意外なほどの便利団地のようです。 ただし、上米内駅から歩けるもののアクセス状況はあまり芳しくないようで、上米内駅前に駐車場を整備したり社会実験で列車を増発してもらったりしたようですが、不発に終わったようです…。 ※小学校は団地の外にあります さて、この後は、その国道455号に出て、旧玉山村の薮川方面に走りました。 うまい蕎麦と、静寂の湖畔と、久しぶりの旅行貯金です 以下、次回!
東北ランキング 鉄道ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[駅・ターミナル探訪] カテゴリの最新記事
|