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カテゴリ:青森県 勝手に観光案内
「五能線クルージング5号」を深浦駅の北側で撮影したのは16時40分、帰りの「リゾートしらかみ6号」は18時22分発なので、およそ1時間40分間が空きました。
そこで、深浦の町を散策してみました 青森県深浦は、青森県津軽西海岸(日本海側)に面した漁港の町。 集落の南側(旧岩崎村・駅名でいうとウェスパ椿山~陸奥岩崎にかけて)が日本海に突き出しているため天然の良港で、北前船の風待ち港として、交易船でも栄えた町です。 駅は、深浦の集落の北部にありますので、散策コースとしては、そこから南に向かって国道101号沿いに歩くのが定番です。 ※「大岩」は、駅から北へ少し歩く この写真は駅方面の方向を向いて撮影しています。 駅から5分ほど歩くと、「深浦町 歴史民俗資料館・美術館」(右)がありました。 奈良の正倉院を小さく模したような建物です。時間を過ぎていたので入館しませんでしたが、地元出身の作家の作品を収蔵しているそうです。 左の茶色の建物は、「深浦町役場」です。「深浦マグステ丼」という、マグロステーキを自分で焼いてご飯に載せて食す深浦町ご当地グルメを最近売り出し中で、役場の中にもその店があります(平日ランチのみ営業)。 「役場で食べれるマグステ丼」ということでTVやガイドブックでも紹介されています。 「資料館・美術館」からほんの少し進むと、国道沿いの非常に目立つところに洞穴がありました。 モルタルの吹付はされていますが、これは何…? 「猿神鼻岩洞門」 現地の解説板(右端に写っています)によると、「猿神鼻」とは、猿の横顔に似ている岩であることから呼ばれ、風待ち港深浦の象徴として古くから崇敬されてきたそうです。 「岩洞門」は、深浦湊へ物資を安全に輸送するため、明治25~39年にかけて実施された「能代道改修工事」の折に、猿神鼻に穿たれたトンネルだということです。つまり、現在の国道101号線に相当する道路の旧道ということになります。現在は岩より海側に幹線道路を通す平地がありますが、当時はここまで海が迫っていたのでしょうか。 大正時代に編纂された「西津軽郡誌」に、「三個の洞門を作す」との記述があるそうです。 ”三個の洞門”はいずれも短く、現在もすべて貫通した状態で残っていて、一部の坑口は、石積の装飾が施されています。 立ち入りは規制されています 海側に目をやると、漁港になっています。 いろいろな海産物が捕れますが、主な種類はマグロ、ヒラメ、イカ、ワカメといったところでしょうか。 さらに徒歩5分ほど進むと、山側には住宅や商店が立ち並ぶようになります。 木造の家屋も残り、漁師町の雰囲気がよいです。 その先に、なんと斜張橋が見えてきました。 「深浦ふれあい橋」という、橋長67mの人道橋であります。すぐ脇にごく普通の構造の国道&町道の橋がかかっているのに、なぜわざわざ人道橋のみ斜張橋なのでしょうかね?しかも、跨ぐ川は「沢」程度の小河川です。 ここを渡ると、深浦の集落の中心部ともいえる、金融機関や商店が立ち並び、魚市場などがあるエリアとなります。
円覚寺(鎌倉の円覚寺ではありません…)までは、あと5分ほど この先は、つづく! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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