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カテゴリ:秋田県 勝手に観光案内
8月19日に見に行った、秋田県鹿角市の祭典
「花輪ばやし」 その3です。 ※画像は、一般見物人の方々はお顔に処理をしています このお祭りで一番有名なのが、JR鹿角花輪駅前のロータリーにすべての屋台が揃う「駅前行事」で、それを目当てに訪れる方が大変多いのですが、駅前だけでなく、商店街の方まで足を延ばすと、また違った光景を見られます。 ひとつ前を進む屋台の人たちが後ろを向いて、次の屋台を待ち構えています。 これから、挨拶をしようとしているところです。 双方の町内の役員と見られる人たちが向かい合って、何やら会話(交渉?)をしているようです。その間もお囃子の演奏は続けられています。 片方のひとりが提灯を持って相手方の方へ行き、提灯をかざしながら耳もとで何かを話すという、なかなか独特なスタイルです。 ちょうど、この辺の路地をのぞいてみると、幟が立ち、浴衣姿の男衆が整列しているのが見えましたので、行ってみました。 ここは「御旅所」(幸稲荷神社御旅所)だそうです。このお祭りは幸稲荷神社の祭典ですが、本殿は山の方にあるので、御神体は御神輿にのってここまで下りてきているそうです。 ブレ写真で恐縮ですが、各町内から一人づつですかね? やがて、次々と男たちが坂を上がって来て、整列しました。 プログラムを見ると「御旅所神事」というのが始まるようです。 ここではお囃子の演奏や鳴り物はなく、会話もなく、静寂に包まれていました。 見物人もほとんど言葉を発しない、独特の空気に包まれました。 正式に何というのかは分かりませんが、点呼のようなことが行われました。 静寂の中、突如、手締めが始まりました。 「サンサンサントセ オササノサントセ ヨイヨイヨーイ」 これは「サンサ」というそうです。 「サンサ」を行い、最後に御神酒を口にして、男たちは駆け足で坂を下っていきました。 神事が終わると、男たちは屋台に戻りますが、見物人の人々は御旅所にお参りできます。ここでは、一般参拝者も盃で御神酒を頂くことができます。 「御旅所神事」が終わるころ(19:00前頃)には、日はすっかり暮れ、屋台は夜の輝きとなりました。 通りに戻ると、街はますます賑わいを増していました。 屋台はこれから駅前に向かってパレードを開始。「駅前行事」が始まるまではまだ1時間近くあるので、屋台を眺めつつ、露店なども冷やかしながらJR鹿角花輪駅へ向かいました
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