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カテゴリ:駅・ターミナル探訪
秋田市内の奥羽本線秋田駅~土崎駅間に、来春、新駅が開業します。
その駅名は、泉外旭川駅(いずみそとあさひかわ) 国鉄時代から、駅設置の噂が出ては消え、出ては消えを繰り返していたのですが、いまの市長が駅設置を公約のひとつに掲げて当選してから一気に具体化し、計画案も段階的に公表され、昨年、国交省の認可が下りました。 位置は、秋田駅~土崎駅間にある貨物専用駅「秋田貨物駅」の秋田方分岐部付近で、旧国鉄用地を宅地化した「泉ハイタウン」隣接地です。 時々聞かれるので、秋田市の事情に詳しい方向けに書くと、泉の「スーパードラッグアサヒ」の裏手です。 ※画像はすべて公道から撮影 左の白い2階建が、「スーパードラッグアサヒ」。 ここには、車は通れるがすれ違えない「菅野地下道」がありました。国鉄操車場・機関区建設の際に、南北の交通確保のため建設された4本の地下道のうちの1本です。操車場構内の線路がない部分は明かり区間となっている変わった構造で、道路ファンの方々からも注目されていた地下道だったのですが、現在使用中の線路(上下本線)の下の部分を駅の自由通路に転用し、それ以外の部分は埋め立てて駅前広場化する工事が行われています。 JR敷地外の工事は市の担当(発注)。計画図を見ると、この部分は接続道路となる模様。 昨年末から埋立工事が始まり、すでに地下道としての機能は失われているのですが、地下道に進入するドライバーに冠水の有無を知らせる標柱が、まだ立っていました。 この数日後、撤去されました…。 まだ埋めきってはおらず、地下道のポータルを崩している最中でした。 地下道の真上に1区画だけ長らく空き地だった区画があったのですが、住宅地の開発から25年余り、結局そこには何も建つことはありませんでした。なお、計画図では一般車駐車帯になるようです。 すっかり埋め立てられた部分。工事現場の両脇の街路は宅地造成当初からのものです。そして、その両脇には一般住宅。ここに、泉側のロータリーが建設されます。バス・タクシー乗り場もできる計画。 泉地区側の住民の方から聞いたところによると、この工事による泉地区側での立ち退きなどはないとのこと(外旭川側は不明)。駅ができると便利にはなりますが、静かな環境が一転、家の目の前が駅前広場になるわけで、これだけはありがた迷惑でしょうね。 なお、計画書を見ると、宅地造成時からある工事現場左右の街路はそのままロータリーの外周路として使うようです。 この先、「埋め立ててロータリー化」とは違う工事が行われています。そちらは、フェンスの隙間から見学できるほか、見学用にフェンスの一部が透明になっています。 秋田市公式ホームページ内「新駅について」 (施設配置図もこの中にあります) 続きは、次回! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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