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テーマ:鉄道(22999)
カテゴリ:てつどう写真館 JR東日本
JR男鹿線に新世代の風。
40年選手の気動車(ディーゼルカー)で運転されてきた男鹿線ですが、この春から定期列車は全列車が「新型電車」で運転となりました。 DSC_8758_21-06-03_17-10 posted by (C)Traveler Kazu 男鹿線 羽立→脇本 形式は「EV-E801系」、愛称は「ACCUM(アキュム)」。 電車というと、線路の真上に張られた架線(電線)から電気を取り入れモーターを回して走るものですが、男鹿線には架線が張られていません。 この「電車」は、架線がない区間でも「蓄電池」(バッテリー)に溜め込んだ電気でモーターを回して走る新しい方式の車両。架線が張られている区間では従来通り架線から電気を取り込んで走行するとともに、充電も行うようになっています。 新機軸の車両ということで、モハでもクハでもない形式名が付与されています。 ただし、新しい車両だからモハでもクハでもないわけではなくて、同世代の新型車両E235系(山手線、総武横須賀線)等は従来通りの給電方式であるので、モハ、サハ、クハとついています。 DSC_8764_21-06-03_17-16 posted by (C)Traveler Kazu 男鹿線 脇本→羽立 脇本で交換(列車行き違い)となるので、その間に車で数百mだけ移動しました。ここは、男鹿線で「下り列車が午後順光」の状態をすっきりした構図で撮影できる珍しいポイントです。 ACCUMは1編成だけ2017年から試験的に営業運転を行っていましたが、4年経ったこの春から本格的に運転を開始しました。今までは必ず2両編成だったものが、編成数が増えたのでこのような4両編成の列車も設定。編成同士の連結をするようになったので、電気連結器や貫通幌なども装備され、少々いかつい顔つきとなりました。 また、3両以上でもワンマンを実施する「新しいワンマン方式」が導入されたため、乗降の様子を運転席のモニタに映す車側カメラや、ホーム検知装置が追加装備され、一方、運賃の支払い方法も変わったため、先行車にはあったワンマン用の整理券発行器と運賃箱はなくなり、車内はすっきりしました。 今後、男鹿線では2023年春以降にIC乗車券「Suica」が導入されることが発表されています。 (男鹿線全駅と秋田市内の各駅) 地方ローカル線のイメージを一挙に払拭する動きの男鹿線から、目が離せません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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