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カテゴリ:秋田県 勝手に観光案内
半月あいてしまいましたが、伊勢堂岱遺跡訪問記その2でございます
展示施設の「伊勢堂岱縄文館」をまず先に見学。 遺跡の区画は冬期間の見学ができませんが、この施設は年間を通して見学ができます(休館日はあり)。 まずは、遺跡の概要を紹介する動画を視聴しましょう。 概要動画といっても全編で20分ほどある力作です。 5分少々のダイジェスト版が、Youtube北秋田市公式チャンネルにUPされてます こちら(北秋田市) 展示室内「撮影OK」「SNSへのUPもOK」そして「無料」 まず出迎えるは、板状土偶のモニュメント。 土偶は呪いなど何らかの目的で壊された状態で出土することがほとんどだそうですが、この板状土偶は唯一完全に復元できる状態で出土したそうです。それで、この遺跡のキャラクターにもなっています。 ディスプレイに日付も表示されるので、記念撮影に良きですね 遺跡の広がりを紹介するパネル。 有名な4つのストーンサークルは、遺跡エリアの北端に集中。 ただし、その北側は、遺跡発見よりもはるか昔の国鉄阿仁合線建設時に削られたということで、4つのうち1つは半円状での出土となっています。 月日を経て、遺跡がはっきりと見つかったのは、平成初期に実施された大館能代空港アクセス道路建設工事のとき。 発掘調査の結果、貴重な遺構であることがわかり、県の英断で道路計画を変更、本格的に保存されることになりました。その後、国の史跡指定を経て、今年(2021年)世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」構成資産のひとつに認定されました。 大館能代空港は「ムダ公共施設」などと槍玉に上げられることが多い空港ですが、空港の計画がなければ、この遺跡も見つからなかったかもしれませんね。 館内には、伊勢堂岱遺跡のほか周辺の遺跡から出土した遺物も展示。 北秋田市エリアでは「森吉山ダム」建設関連の工事でも遺跡が出ています。 展示物の中で一番の見ものが、おそらくこれでしょう。 伊勢堂岱遺跡を象徴する出土品「板状土偶」や、ここから阿仁川を遡った「白坂遺跡」で出土した「笑う土偶」などなど。 上が「板状土偶」です。 下の土偶も気になりますね。 これが「笑う土偶」。 あぐらをかいて微笑んでいる・・・ように見えますが、いかがでしょうかね~。 ほかに、いろんな表情の土偶がこのガラスケース内に多数展示されております。 人気投票やってました! 「総選挙」とは銘打ってないですが、投票対象は48体(笑) お好みの土偶を探しましょう。私的には表情豊かなものがいいですね。 伊勢堂岱遺跡を見学する前にぜひ立ち寄りましょう。 理解が深まると思います 伊勢堂岱縄文館 秋田県北秋田市脇神字小ケ田中田100-1 開館時間 午前9時~午後5時まで 休館日 毎週月曜日 (ただし、祝日と重なった場合はその翌日) 年末年始 (12月29日~1月3日) ※縄文館が休館日の場合は遺跡も閉鎖 ※縄文館は通年開館、遺跡の公開は4月下旬頃~10月末まで 入館料 無料 (2021-11-03時点の情報です) 列車・バスでのアクセス 秋田内陸縦貫鉄道「縄文小ケ田駅」より徒歩5分程度。 (積雪期間を除き、ショートカットルートを利用できます) ANA就航「大館能代空港」よりタクシーで5分程度。 マイカーでのアクセス E7秋田自動車道(無料区間) 秋田・能代方面からは「伊勢堂岱インターチェンジ」 東北道・大館方面から「大館能代空港インターチェンジ」 それぞれ5~7分程度。 お土産も買えますよ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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