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テーマ:鉄道(22998)
カテゴリ:駅・ターミナル探訪
以前にもご紹介したことがあるかもしれませんが、羽越本線 折渡駅を観察してきましたのでご紹介いたします
なお、信号場時代の1972年(昭和47年)に無人化されているので、駅としてはずっと無人駅です。 現在も駅舎が使用されているので、まずは駅舎から見てみましょう。 いかにも「信号場」然とした、機能本位の「詰所」建築が、折渡駅の駅舎です。 旅客用としては手前側1/3程度の室内の線路側が待合室として開放されています。 入口の戸の脇についている緑色のBOXは、きっぷ入れ箱です。 黄土色の板がはめ込まれている部分はかつてトイレ(便所)でした。昭和の時代のままの男女共用ボットン便所で、前回の訪問時に使ったことがあるのですが、今回の訪問時には閉鎖されていました。 待合室内の掲示によると、訪問するちょっと前の10月1日に折渡駅の便所は閉鎖されたようです。 待合室の中を見てみましょう。 JRの方以外に管理をされている方がいらっしゃるようで、ベンチに座布団がセットされていて温かみを感じられる室内です(注:冷暖房はありません)。 古い掲示板には、現行の掲示物が画鋲で貼られていますが、時代を感じさせるアイテムです。 扉の向こうは業務用区画と思われます。昭和47年以前(有人信号場時代)の駅長事務室ですかね? 発車時刻表が掲げられていますが、本数は僅少。 当駅と同じく民営化時に駅に昇格した秋田市の桂根駅よりは多少マシな、下り5本、上り3本の普通列車のみが客扱い停車します。 この他の列車は通過、または乗り降りできない停車(運転停車)です。 この停車本数の少なさにより、秘境駅として紹介されることも多々。実際には周辺に民家が点在し、道路(県道)が通っているので、さほど秘境感はありません。 下り(秋田方面)の停車本数が上り(酒田方面)より2本多いのは、この駅が、酒田方が複線の複線始終端型の駅で、上りは無理して停車させる必要がないからかなあ?と思います。 利用者がほとんどいなさそうな秘境駅ですが、懇切丁寧なトイレ廃止のお知らせがありました。 引き金はコロナとのことですが、廃止以前から、トイレは当駅の「便所」より車内の「トイレ」の方がはるかに快適でしたね~。 折渡駅観察その1は、駅舎の線路側で〆ます。 塗装が違う部分(薄だいだい色の部分)には以前は駅名標が貼られていたはず。
さて、この後はホームを見てみましょう。 2016年頃以前の折渡駅、秘境駅しか知らない方は驚くかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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