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カテゴリ:駅・ターミナル探訪
内房の小さな駅ですが、かつて観光で大いに賑わった浜金谷駅。
駅舎は昔ながらの木造平屋建て、味わい深い駅舎となっていました。 前回の記事では、ホームの状況をご紹介しました。あいにくとバリアフリーにはなっていない等(ホームと駅舎の行き来は階段&跨線橋のみ)、観光でお出での際はご参考に…。 2023年春…JR東日本パスで2泊3日の鉄道旅【その49】(3日目) 撮影日:2023年3月9日 駅舎の改札内側。首都圏Suicaエリアに含まれる駅ですが、改札機は簡易改札機が設置されています。もともとラッチ(有人の改札BOX)があっただろう位置に、入場用・出場用が背合わせに設置されています。 ※入場出場兼用のSuica簡易改札機は、5月にSuicaサービスが始まった北東北エリアから導入 おお、小さくて古い駅舎ですが、精算所があります。 この時は閉まっていましたが…というより、現在開ける機会はあるのかな? かつて東京からの急行・特急で観光客が大挙押し寄せていた時代の名残を留めているものでしょう。 化粧板で塞がれたりはしておらず、休止板を立て、開ける気になればいつでも開けられそうな状態で残っているのに味わいを感じました。 精算所が開けられそうな状態で維持されていることからお察しかと思いますが、浜金谷駅は有人駅で、駅員さんがいらっしゃいます。 ※業務は子会社に委託 駅舎内部から改札口を見た図。 発車標(LED表示)などといったハイカラな備品はございません。 時刻表か何かを掲げていたであろう壁面の変色が物悲しい…。 でも、この時はまだ、あれが営業していました。 みどりの窓口。 観光地「鋸山」玄関口でかつては特急・急行が多数停車、さらには、三浦半島連絡のフェリーもあるとあって、国鉄・JRもマルスを置いて、取りこぼしなく、かつ客を捌いていたことが想像できます。 定期特急が来なくなって久しいながらも窓口が維持されていたわけですが、残念ながら、この訪問後の7月末日をもって、みどりの窓口の営業は終了したそうです。 その後、X(Twitter)に上がった報告によると、代替の指定席券売機は設置されず…、「新宿さざなみ」にはSuica+チケットレス特急券がお勧めとのことです。 近距離券売機、もともと2台設置できたようですねえ。 窓口が閉まり、多機能券売機もない(JR東日本「駅情報」による)ので、定期券はどこで? 近隣では君津か館山ですが、モバイルSuica定期券を推してゆくことでしょう。 (中学生用・高校生用もあります) 駅舎内の待合室。 着席定員15名程度のもので、広くはありません。 ホームにも待合室はありますが、最盛期はこれで捌ききれたものでしょうか。 さて、駅観察はこのくらいにして、次回は浜金谷駅から鋸山ロープウェーまでの道順をご案内いたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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