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カテゴリ:秋田県 勝手に観光案内
昭和の終わりころまで、旧田沢湖町で現役 だった「曲り家」です。 旧伊藤家住宅 もとは、1900年(明治33年)~1903年(明治36年) にかけて建築された農家建築で、 1990年(平成2年)、開館に先駆けて 当地に移築されてきたものです。 農家の住居部分と馬屋(マヤ:馬小屋)部分とが L字型に連結された、形態の伝統的な日本家屋です。 (上の写真では、右方に出っ張っている部分) 曲り家というと、南部地方(岩手県)の例が 非常に有名ですが、秋田県にも同様、あるいは よく似た形態の農家建築が良く見られたそうです。 内部を見学できます。 馬屋の部分には、 古い農機具が保管されています。 「曲屋」形態の象徴でもある馬屋は、 命の次に大切だった農耕馬を 飼うためのスペース。 別棟ではなく住居と同一の建物で 世話するほど、大切に扱われていました。 台所。囲炉裏は煮炊きに使ったのでしょう。 写っていませんが、奥は水屋(水まわり)です。 えいづめ。 (または、いいづめ、いづめ等) これは、農家のお母さんが農作業に出る際、 乳児を入れておくための民具です。 わらや布団などを敷いて、寝かせておくもの。 母の実家は子供が多かったからか、 農家ではないが、いいづめを使っていたそうです。 (別の商売をしていた) 縁側は、武家屋敷や町家のものと比べると広いです。 農家の縁側では、収穫物の処理なども したのかもしれませんね。 農家の母さん方が座って山菜の皮をむいている …ようなイメージが浮かびます。 8畳二間続きのお座敷。 農繁期終わりの宴会などを開いたのでしょうか。 隣りの部屋も座敷になっています。 立派な戸があります。 そこそこ稼いでいた農家さんだったのかな? あれ?この鏡台はウチのよりも新しいなあ?? なんて話を(苦笑) 昭和40~50年頃のものでしょう。 農業科学館の本館展示室内に展示されている この曲り家の内部模型です。 お馬さんのスペースがかなり広く取られている ことが分かります。 それだけ大切にされていたということ。 同じく本館展示室内のジオラマより。 農機具が発達するまでの米作農家は、 まさにこのようなイメージだったのでしょう。 大仙の酒蔵6本飲み比べセット 720ml×6本 日本酒 純米吟醸 特別純米酒 爽快辛口 秋田 お酒 地酒 贈り物 ギフト プレゼント 父の日 お中元 本館受付前では、地元高校の収穫物・加工品や 工芸品が販売されていました。 大曲農業高校の卵と、 増田高校の餅(※)を購入。 人気の品で、売り切れるそうです。 ちょうど豊富にあったタイミングで、 ラッキーでした ※増田高校で収穫したもち米を使い、地元の餅屋が製造 秋田県で最も有名な、中門造り農家建築物「旧奈良家住宅」(県立博物館分館) 秋田県立農業科学館 秋田県大仙市内小友字中沢171-4 ・秋田県教育委員会所管施設 ・旧伊藤家住宅は登録有形文化財 列車・バスでのアクセス JR秋田新幹線・奥羽本線「大曲駅」より、タクシー利用。 マイカーでのアクセス E13秋田自動車道「大曲IC」より数分で到着できます。 料金所を出たら、大曲西道路(自専道)には入らずに下道へ降りて下さい。降りた先の信号は直進、「大曲球場」の看板を左折。 大曲西道路を国道13号方面から来る場合は、「山根IC」で降り、出口は直進。まもなく「大曲球場」の看板が見えるので右折。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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