ここは金剛峰寺の中にあるお庭
・・・たしか 「龍の庭」?
龍の形に石が配置されていました
今年は気候が変で 紅葉も殆どしてなかったし
逆に(水不足?)なのか・・・枯れている枝が多かったです
さて・・・初体験の「金剛界結縁灌頂」です
秋の金剛界 春の胎蔵界と年に二回
(それでもお寺のご住職曰く、金剛界は少しやってなかったそうで
最近また復活したのだとか・・・・)
ずいぶん前に、気になった結縁灌頂ですが
なかなかいけないうちに、関心も減ってきて・・・
すると、行くご縁が出来た・・・こんなもんですね~
すごくたくさんの人が参加していました。
空海が日本に戻る前に行った儀式で
金剛界の曼陀羅の中の仏様とご縁を結ぶ
その儀式です。
まずは、手にお香を塗ってもらって中へ。
薄暗いお堂の中、真言が響いています。
そこでまずお話を聞きます。
自分の中に神様がいる。人の中にも神様がいる
自分が神様のように振る舞い
人の中にも神様を見出す・・・みたいなお話でした
それから、始めに手渡された紙で
僧侶に目隠しをしてもらい
中へ入っていきます。
全く何も見えないし(足元が恐いんですけど・・・)
すごい熱気でしたが
上手に誘導され、曼陀羅の上で途中指に挟まれた
木の枝を落とします
「大日如来」
その枝と紙を貰って
僧侶の方にお話をされ、金堂の中をお参りして終了
・・・と、簡単ですが
結構な時間がかかりました。
多分1時間以上(列の一番前だったので早かったですが
後ろの人だったら2時間はかかるんでは?・・・と言う感じ)
でたら薄暗い曇り空
「急がなくちゃ!!」と、慌ててタクシーで奥の院まで
(夕方暗くなったら、お参りできないし~)
タクシーにギリギリ奥まで行ってもらって
そこから街へ降りていくと言う感じで
時計と睨めっこしながら・・・
(お寺の夕食が5時半から7時までなので)
バスを待ちながら、お土産を買い
5時半には巴綾院へ戻りました
宿泊者は私たち以外外人のカップルと
外人の男の人3人組だけ
みんな静かに黙々と食事をしてました
ちなみに・・・本当の精進料理です
なので、外国のベジタリアンの人には良いかも
野菜の小さなお鍋(すごく出汁が美味しかったです)
ごま豆腐
多分・・大豆加工品?テンペみたいなものの佃煮
(これがまた美味しかった)
黒豆
漬物
ふのお吸い物
これに、ご飯は2人で2合以上ありそうなごはん
全部食べたら、器が一番大きい直径12~3cmのものに
他のが全部納まるもので
すごく便利だな~って思いました。
前回も思いましたが
これで充分なんですよね・・・食事って
おなかいっぱいになるし、少しずつ味わって食べたら
他の宿坊ではもっと豪華ですが
ここのお味は本当に美味しいんですよ~
その夜は前回同様
お風呂に入ったらすることも無いので
友人と備え付けの「ひろ さちや」さんの
仏教マンガを翌日出発まで、ずっと読んでいました
金堂横の神社です
お寺のご住職とお話をしていて
前回行った後に、お礼のお手紙を出したとき
お寺(女人堂近く)から、横道入って
山の中の不思議な路を通って、壇上伽藍まで行ったと書いた事を
思い出したらしく・・・
びっくりしていました。私が途中寄ってしまったある場所を
話したら「それは本当に中まではいったんやね~」・・・と
昔はよく修行中の僧が、そこに入って路に迷って
何日も戻って来れない事があったそうです。
本当に今でも、どうしてそんな路を通って
ハーフカットして壇上伽藍まで行けたか不思議です。。
怖がりの私が、気が薙ぎ倒っているもののけ路を
ずんずん入って行っちゃってたんだから・・・
そうして壇上伽藍に着いた時、たしか「3つの龍のお社」が
あった気がしたのだけど・・・
今回敷地内どこを見ても・・・無い
ここじゃなかったのかな~??
気のせいだったのかな~??・・・と
その疑問は解決されないまま・・・
本当に慌しい一日でした
翌日の朝にはもう帰るんだものね・・・