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2007.07.10
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カテゴリ:出産,育児
ぺんぎん とびひとは?!?

 とびひは乳幼児に多いですが、6歳以降は激減し、臨床症状も軽微となります。成人例は時折みられる程度で親に感染することはほとんどありません。高温・多湿な夏季(特に7~9月)に多いのは周知の事実ですが、近年冬でも暖房がゆきとどいている環境では稀ではなくなってきています。都市部では近年減少しているようです。

とびひは伝染性膿痂疹ともいいます。皮膚に5mm~1cm位の大小の化膿性水疱ができます。薄い膜は破れやすく、数日でどんどん広がります。痒みを伴うことが多く、掻くことでさらに拡大していきます。全身のどこにでもできます。
まれですが、こじれると蜂窩織炎(皮膚が赤く熱をもち腫れる)やブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群=SSSS(表皮剥離がやけどのように全身に広がる)を起こして点滴や入院が必要になることがあります。

伝染性膿痂疹(広義のとびひ)は、そのほとんどがブドウ球菌性膿痂疹ですが、ごく稀に連鎖球菌性膿痂疹があります。最近は、MRSAによる伝染性膿痂疹もあり、治療に難渋することがあります。水疱が破れ、内溶液とともに菌が周囲に散布され、次々と新しい病巣を形成していくことになります。





どくろ 抗生物質が効かないMRSA!!

こどものとびひから汁を取って細菌培養に出すと、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)という抗生剤の効かない細菌が検出されることが珍しくありません(「抗生剤について」参照)。普段、MRSAは他の細菌と競争していますので、自分だけが増えることはできません。しかし、抗生剤を使うと自分は生き残り、競争相手がいなくなるので急激に増殖します。したがって、抗生剤だけに頼ったとびひの治療は危険です。洗うことが基本で、抗生剤は補助的なものと理解してください。




病院治療法音符

a) 洗うこと : とにかく「洗うこと」に尽きます。洗うことで、皮膚の痒みを減らし、皮膚の細菌を減らすことができますので、予防法としても有効です。「洗ってはいけない」と誤解して悪化した患者さんが、毎日洗うことで簡単に治ってしまう例がとても多いのです。汚れや汁の上から薬を塗っても効きません。とびひでなくても、虫刺され、湿疹、汗疹、アトピーなどの皮膚の異常に対して、洗うことはとても大切な治療法です。


b) 洗い方 : まず、身体全体をシャワーで濡らします。香料などの添加物の入っていない普通の石鹸(「アトピー性皮膚炎」参照)を手にとり、よく泡立てて頭から足まで全身を丁寧に洗います。強くこすらずしっかりと洗うには、お母さんお父さんの手で洗うことが一番です。湯船に入っても構いませんが、最後にシャワーでしっかり流してください。夏は寝汗が多いので、起床時に洗うことが大切です。日中の汚れやプールの消毒液も皮膚の痒みを増すので、帰宅したらすぐ洗ってください。毎日2~3回洗いましょう。


c) 痒み : 洗うことが痒みの一番の対策ですが、痒みが強いときは痒み止めの内服を併用した方が良い場合があります。カットバンなどの絆創膏はかぶれてよけい痒くなったり、かぶれた場所がとびひになったりするので、使わないほうが無難です。とびひを隠したい場合は、ガーゼや包帯を一周させて、皮膚に絆創膏が直接付かないように固定してください。木綿の薄い長袖長ズボンをガーゼ代わりに、こまめに取り替える方法もあります。


d) 治療日数 : 治療がうまくいっていれば、3日以内に乾燥し始めます。勢いが止まらない場合、洗い方が良くない例が一番多く、次に、耐性菌が原因の場合が多いです。耐性菌が原因のときは、抗生剤を中止して、洗うことに徹した方が早く治る例もあります。





学校集団生活

接触によって、他人にうつることがあるので、保育園などを休ませるように言われることがあります。しかし、とびひは学校伝染病ではありませんので、一律に休ませる必要はありません。原因菌はこどもたちが普通に持っている細菌ですから、隔離の意味がないのです。ただし、急速に悪化する場合は休ませた方がよいこともあります。
 ほとんどの場合、汁の出ているところを包帯や服で覆うことができれば登園は可能です。プールは症状を見ながら判断します。登園の可否は必ず小児科医に相談してください。



爆弾  爆弾  爆弾  爆弾  爆弾  爆弾


MRSAのとびひで死に至るとか
いうわけではないのでご安心下さい。
前の記事だと言葉足らずでかなり恐い印象ですよね~;
すみません雫

気になる方はMRSAのリンク先も読んでみて下さい。






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Last updated  2007.07.10 22:30:23
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