テーマ:心のかたち、人のかたち(951)
カテゴリ:人間関係
昨日テレビの速報を見て「え」となったのは私だけじゃないはず。
サッカー日本代表の中田英寿選手が引退。。。 びっくりしましたよね。 私は最初ヒデは「うわあ~こいつ大っ嫌いだ~」って思ってました。 ゴン中山のような努力家型なあつい人が好きなので、 ヒデのような天才肌のタイプの人は「エリート面してる」って思ってたんですよね。 ましては愛想も良くないし。 でも、それが日韓のワールドカップを見て「ちょっと成長したんだな」と 感じるようになり、そしてドイツワールドカップを見て ああ、こういう人だったんだな~って感じるようになりました。 ヒデは内に秘めた深い優しさと強さをもっている人だと思います。 憎まれ役を買って出て、チームのために、わかってほしくて伝え続けた。 人から「好かれる」ようにするより、 「こうしたら嫌われるとわかっていて嫌われるようにする」ようにすることの方が ずっと難しいこと。だれだって嫌われるより好かれたほうが良いはずだから。 でも彼はそれをやってきた。 でも器用な性格ではないからほかの選手との溝は深まってしまう。 孤立してしまう。 ブラジル戦の後、倒れこんだヒデのところに来たのは宮本キャプテンだけでした。 ヒデを見ていると日常の周りの人間関係のことも考えさせられました。 間違っているなと思っている相手の意見を怒ることなく聞き入れるのは優しさではなくて 面倒くさいから。相手と向き合おうとしないから。 対照的に厳しさを履き違えて感情で怒りつける人もいる。 親のこと、学校の先生のことも思い出したりしました。 あのときむかつく~と思っていながら、きっと自分も親になったら 敢えて子供にむかつく~と思われることをするかもしれない。 今わかってもらわなくても良い。 後から気づいてくれたら良いという思いでいるのかもしれない。 本当に相手のことを思うのであれば「嫌われ者」になる優しさと強さが必要になることがある。 ヒデは教えてくれたような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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