テーマ:建築家について。(3)
カテゴリ:建築家とマーケティング
建築家の商売繁盛、顧客獲得のためマーケティングが必要というのではありません。
優れた建築をデザインするには、マーケティングのセンスが必要なのです。 実は建築家とマーケティングは切っても切れない関係のはずなんです。 人は24時間、365日、どんな商品を消費してる時でも、どんなサービス受けてるときでも、大抵、建築と共にあります。優れた建築とは、そのそれぞれのシーンの価値を高めたり、新しいシーンの価値を創るものと、定義されるんです。 マーケティングに携わっている人なら、シーンの価値という一言がどれだけすごくて、深い事なのか知っておられる事と思います。シーンの価値を根本から理解し、想像できなければ、良い設計できないはずなんです。 しかし、残念ながら、それを勘違いしてる人も多ですね。 建築を、絵画や彫刻と同列の芸術として捉えたり、単なる技術者で、建築の前例を沢山しってる事と思っている人もいます。 その原因を考えてみると、教育の縦割りがあるんじゃないかと思います。 大学の建築は歴史を勉強し、技術を勉強します。教師にマーケティング関係の人はいません。 一方文系の多少マーケティングの勉強する学部では、理屈がくみたてられても、具体的形態の是非とその理屈を繋ぐ部分が断崖絶壁になっています。 そこは、単純にアンケートとかデプスインタビューで埋められるような代物じゃないんです。(この辺は後日詳しく私見述べようかと思ってます。) それではと、建築家とマーケッター、は協力した場合、同床異夢となることがおおい。これは、このへんのデリケートな理解というのは、主体的な想像力が伴わないと無理だからなんです。聞いただけ、見ただけじゃ難しい。 よって、現状では、複雑で膨大な建築というハードウェアの場合とりあえず具体性のある建築家の提案によって、発注主が、自分の潜在意識に眠っている、シーンの価値が意識上に現れる事を期待することになります。 建築家が、しっかりしないとピントハズレになること請け合いです。 私は、商業施設が得意な建築家でくっていこうと思っているので、なおさら思索を深めたく、このカテゴリーを創りました。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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