カテゴリ:建築家とマーケティング
ソニー、アップル携帯音楽プレイヤー新製品相次いで投入している。
アップルが一人勝ちだ。 http://nikkeibp.jp/style/biz/enquete/050802_player/ 資料は夏のものだが、いまも同じような状況のようだ。 ソニーがんばってよ。 携帯音楽プレーヤーの価値は、今までの日常生活あらゆるシーンに音楽をストレス無く持ち込める生活の充実感。そのライフスタイルの質が重要で、物自体に価値はない。というより物を大きく意識させることはデメリット。 つまり”消す”事が争点。 バッテリー駆動時間や、重量が重要だとのアンケートもその根本から派生した一現象。デジカメのように基本的な部分が究極に進んじゃえば、あとはデザインの勝負。 デザインで見れば、アップルはつや消しの白ベースで、自然界にもありそうな、やさしい感じ。インターフェースもいかにも機械らしいボタンでなく丸く"さする”感じ。はじめっから、根本価値を意識した戦略。 一方ソニーは、未来的なカッコイイ戦略。 オイオイオイオイやばくないか。 このままじゃやられるという焦りで、過去の成功体験にしがみついてないか?その戦略が万能だったのは、1970年代だぞ。今は時々有効なだけ。 この戦略が一番有効なのも今はフォロワー狙い。いつからそんな会社になっちゃった。業界スタンダード獲ったあとなら少しはわかるけど。華を演出し勝鬨をあげてさらに盛り上げるって感じで。 大画面薄型テレビで松下にやられちゃったの忘れた?和風庭園のあるあのCMすごかったよ。あれは存在を消す以外にも、テレビは現在の自分の世界環境をリアルタイムで感じる、ボーダレスな現代の生活で絶対必要な新しい”窓"だというメッセージもあったよね。窓は物体の事でなく、外とのつながりをもたらす、"穴”だと。だから薄いほうがいい。大穴でアップルに対抗できるの松下かもね。 でこれがなんで建築家とマーケティングのカテゴリー中にはいってるかというと、この流れは、建築では1980位から、しだいに隆盛になってきてるんですね。その前は東京体育館みたいな奇をてらった未来志向。あるいは、ベタなハイテクラブホテル。今は違うの皆さん知ってます。表面的で無く深層にいってるんです。建築化照明などという言葉もそのへんから。(アッ、これも松下ダ!) この携帯音楽プレーヤーの勝負は、その流れを私の無意識から意識上にあげてくれました。これからの商業施設デザインコンセプト作りに参考になる時きっと訪れそうです。 PS でも私は、少数派の音質重視派、利用目的も、歩きながらじゃなく専念して聞くほうなので、ソニーつかってますよ♪。えらいでしょ。いろんな意味で。(でもイヤホンは別の超高級品使ってます。今日は疲れたので後日紹介します。お楽しみに。) 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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