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テーマ:ママの気持ち(579)
カテゴリ:プレママ時代のこと。
今日は、私が りぃ。を妊娠したとわかった時のことを書いてみようと思います。
私は2006年秋から、夫の理解を得て、単身、東欧の大学で働いていていました。 そして、去年の6月、任期を終えてすぐ、夫の希望で私たちの結婚記念日の前に帰国。 帰国してからは、夫が、お休みの度にいろいろな所に連れて行ってくれて、 今まで一緒にいられなかった分を埋めるようにデートをしていました 私たちは結婚してからずっと子供ができなかったので、私が渡欧する前から、 その分、2人の生活を楽しんでいました。 そんな中、東欧で働いていた時住んでいた家族の家が本当に素敵で、 今まではマンションに住みたいと思っていたけれど、一軒家が欲しい!と考え始めた私。 どれで、そのためには…と、仕事を始めるために、とあるビジネスセミナーで勉強を始めました。 すると、セミナーの途中にも関わらず、ある貿易会社が私をスカウトしてくれて、 すぐ面接を受け、話はとんとん拍子に進み。 私も、働く心の準備が整いつつありました。 そんな時。 いつも周期ピッタリにくる生理が、めずらしく遅れていました。 初めて住んだ外国、イタリアに住み始めたころに一度だけ遅れたことはあったけど… ちょっと気になっていました。 なんだか落ち着かないし、就職の話も詰まっているから、契約の前にはっきりしておかないと。 そう思って、インターネットで調べ、妊娠検査薬が判定可能になる日を自分で計算。 その日数ピッタリに、検査薬で確認することなく、産婦人科へ駆け込みました。 受付で、言われるままに問診表に記入し、血圧と尿検査をして待合室の椅子に座っている間も。 病気か、妊娠か…。 期待と不安で、ドキドキが止まりませんでした。 私は、結婚してからずっと子供が欲しいと思っていました。 でも、20代前半で結婚してから5年経っても 妊娠する気配はなく、 生理が来るたびに、溜息。。 いつも、「不妊」の2文字が頭をよぎっては、不安になっていました。 夫は、子供を授からないことについては何も言いませんでしたが、 私は、彼が子供が好きなのを良く知っていたので、彼に対しても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 そんな中、私はずっと夢だった「海外で働く」という夢を掴み、思い切って渡欧。 帰国してからは、やっと心に少し区切りがついたというか、 子供は33歳になってもできなかった時に、改めて治療なり何なり考えよう、と 踏ん切りがついて、それまでは働こう、と思って活動を始めていました。 夫も、「もし子供ができなくても、今まで通り2人で楽しく暮らせればいいよ。関係ないよ」 と言ってくれ、これからも2人で頑張っていこうね、とお互いの気持ちを確認し合っていました。 どれくらいの時間待っていたのか、私はやっと診察室に呼ばれ、中には入りました。 私の緊張とは裏腹に、先生は、さらっと 「うん、妊娠の兆候が出てるね。見てみよう」 状況の飲み込めず、ただただ呆然としている私は、そのまま促されて診察台へ。。 モニターを見ていると、そこには小さな小さな卵のようなものがはっきりと見えました。 赤ちゃんだ…。 そう思ったら、体が震えて、自然と涙が溢れてきました。 診察台を下りた後、先生と何を話したのか、今はもう覚えていません。 先生から、小さな卵の赤ちゃんの写真をもらい、私は熱に浮かされたようにぼーっとしたまま 受付に挨拶をして、病院を後にしました。 その日は暑い日で、ノースリーブにデニムのミニスカ、ミュールで出かけた私は、 外に出ると、ふっと我にかえって、そっとお腹に手を当てていました。 私の中に、赤ちゃんがいる… そう思ったら、その時はただただ嬉しくて、幸せな気持ちがこみ上げてきました。 駅までの帰り道、私は携帯電話を手に取り、 就職がほぼ決まっていた会社に正式に断りの電話を入れました。 なので、妊娠したことを初めに報告したのは、夫ではなく、実はその会社の人になりました(笑)。 夫には、直接顔を見て報告して、驚かせたかったので。 でも、今思うと、なんだか味気ない初報告ですねぇ 長くなってしまったので、次回に続きます。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.15 18:54:54
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