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スカイコートと名乗る会社から電話があった。 不動産投資のご案内ですと言う。そもそも、家なんてものは、人生のいちばん最後に買う余裕があれば買えばいいものであって、賃貸ですむものを買う必要などどこにもないものだ。 それが教育委員会と共済組合の陰謀で一度、ほしくもない家を買わされるはめになって、その後始末のためにどれだけの時間と資金を必要としたことか。これさえなければ、相当な額を事業につぎ込めたのにと悔やまれてならない。 住むのに必要とする家ですらそうなのに、投資の手段にするなんてけしからん。もちろん、やりたいやつはやればいいんで、止めはしないけれども、他人の電話番号を勝手に調べて案内などしてくるな。 こういう個人情報は今や入手できないことになっているはずなのに、いったいどこで入手したのかと訊くと、名簿会社からだと答える。(その会社の名を問い詰めればよかった) 「未だにそんなことがあるんですか」 「この業界ではあります」 「それだけわかれば十分です。貴重な情報をありがとうございました」と言って電話を切った。 個人情報保護と言いながら、未だにそんなことがあるのか。まさに、怒り心頭に達す。いや、発す。個人情報保護庁なるものがあれば、その足で乗り込んでいくところだ。 しばらく、時間がたって、「ちょっと待てよ」と思った。電話の主は「お休みのところ、申し訳ありません」と言った。ということは、こちらが曜日、休日に関係なく仕事をしているという情報をまったく把握していなかったということだ。そればかりではない。紹介者の名前も言わず、セールスなどを始めると必ずどやされるという情報も伝わっていない。 (その点では、一度こんなのがあった。「桃山学院の卒業生でいらっしゃいますよね。卒業生ではないんですが、卒業生の方とは不思議なご縁がありまして、」 それが通用すれば、何だって通ってしまう) そういう情報がなければ、情報を買った会社は経費と時間ばかりを浪費することになる。個人情報商人も実にマヌケなものだ。 個人情報なんて案外漏れていないものだと、とりあえずはホッとした。 「だいたい、土曜日のこんな時間にかかってくる電話なんてろくなものはない」 そのあとの妻の一言が衝撃的だった。 「今日って、ただの土曜日じゃないのよね。祝日やね」 「え、そうか。全然意識していなかった。9月23日って、何の日。勤労感謝の日でもないし」 ぼく自身、個人情報はおろか、日本国民ならだれでも知っている情報にすら通じていなかった。 ←ランキングに登録しています。クリックおねがいします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月30日 12時01分32秒
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