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 体のどこかが痛くなって病院に行くと、問診のあと検査を受けることになる。不思議なことに、痛みをこらえながら検査を受けていると、未だ痛みは続くものの心なしか快方に向かっているような気になる。

 そんなわきゃねえだろう。


 それが自然な心理なのか、それとも知らないうちに洗脳されたのかはわからないが、冷静に考えれば錯覚であることくらいすぐにわかる。

 検査というものは悪いところを見つけて治療に生かせるからこそ意味があるのであって、検査そのものはむしろ体に悪いことの方が多い。

 そんなことなどおかまいなしに、近ごろは検査漬けにされている患者も少なくない。

 体によくないのはもちろん、懐にもよくない。不要な検査費がかさむために治療を受けられない人もいる。


 学校のテストも要するに検査と同じで、テストを受けただけでは学力など向上しない。テストで問題点を明らかにしてこれからの授業に生かすのが教師の役目であろうと思うのだが、やつらはそんなことはこれっぽっちも考えていない。

 医療に喩えれば、この生徒は高血圧、肝硬変、糖尿病などという評価が下せればそれでいいわけで、たとえば血圧が高いことがわかったって、「ああやっぱりこいつは高いか」で終わり。患者の血圧を下げることなどまるで考えていない。

 その点では教師より医者の方がはるかに良心的だ。一気に治してしまったら、見入りが少ないから、まあぼちぼち治していこうと考えるやつがいたとしても、少なくとも治さなくてもいいとは思っていない。

 ところが、教師ときたら重病人を治すことはそっちのけで、健康な者を選りすぐって、そいつらをさらに健康にすることばかり考えている。


 とにかく、学校というところ、やたらとテストが多すぎる。これだけ医療事故、薬漬け、検査漬けと騒がれている医療の世界でも、それほどまでは検査をしていない。

 成績の悪い者たちについては、言ってみれば病名ははっきりしているだから、むずかしいにはちがいないが、それなりの治療方法があるはずだ。それを、治療もせずに、まだ検査するか。正気の沙汰ではない。医療に喩えてみればよくわかる。


 しかも、この検査、検査としては実にマヌケな検査法を恥ずかしげもなく踏襲している。テストの範囲をわざわざ教えるなどして、検査値が少しでもよくなるようにはからっている。それじゃあ、本当に悪いところがわからず、意味ないじゃん。TOEICなんかも、「実力以上の点を取る方法」なんてものを講釈している人がいるけど、実力以上の点が取れたら、本当の実力を知ることができない。

 
 とかくこの世のテストは、病院の検査の何倍もバカバカしい。


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最終更新日  2006年10月10日 11時30分45秒
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