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辞書って本当に頭が悪いと思う。
編集者の認識や知識のことを言っているのではない。自分の知識を棚に上げてそんなことを言う資格はぼくにはない。 だれしも辞書のここがよくないという思いはもっているはずだ。だけど、じゃあ自分でやってみろと言われてできるやつは、おそらくいない。 これから書くことは、せいぜい1万円かそこら、出版とか流通のことがよくわかっているわけではないので、もしかしたら5万円くらいはいるかもしれないが、その程度のお金を用意できる人間ならだれでも主張する権利があることである。 辞書の説明って、なぜひとつの項目が終わると改行しないのか。 take off やtake awayなどをなぜtakeに含めず、独立の項目にしないのか。 このふたつが変わるだけでも学習者の学力は20%向上するとぼくはみている。TOEICの受験を積極的にお勧めするわけではないが、そうなると単純計算でTOEIC700が840に、800が960になるわけだから、これはもう革命というしかない。 このごろの学生は辞書にお金を使いたがらないという。昔と比べて経済的にはずっと裕福になったはずなのに。ぼくらの時は、学生食堂で○○ランチには手がでないから、うどんでがまんしていても、辞書にはちゃんとお金を使った。とても「食い物の怨み」シリーズを書いているのと同じ人間だとは思えないだろう。 それはともかく、項目ごとに改行するだけでページ数が増え、コストが高くなる。 内容は同じなのに、一方はびっしり詰めて3000円、もう一方は見やすいけれども、内容には何の差もなくて1万円以上する。それでは、消費者が許さないのかもしれない。 許さない消費者は放っておけばいい。 1万円以上の値段をつけても、買いたい人は必ずいるはずだし、しかるべき価格を設定すれば、採算がとれるはずだ。しかも、その辞書を持っているだけで他人に差をつけることができる。 もちろん、ぼく自身もまったく新しい発想の辞書を作っているが、完成するまでにはまだまだ時間がかかる。せめてそれまでの間、項目ごとに改行した辞書だけでも出版してもられないだろうか。 ←ランキングに登録しています。クリックおねがいします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月01日 10時58分01秒
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