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 規則というものはとかく嫌われがちであるが、ぼくなんかは幸か不幸か西洋史なんて代物を専攻してしまったものだから、「法はよきもの、ありがたきもの」という考えを徹底的に叩き込まれている。

 古来より、自らの身の安全を守るのに、法ほど頼りになるものはなかった。今でもそのことに変わりはない。法によって税を取られたり、場合によってはしょっ引かれたりすることがあるにしても、法がなければ、そもそも生存すら脅かされる。

 駐車違反やら、禁煙やら、ふだんは規則がわずらわしいと思っている人でも、思わぬ法律の規定で遺産がころがりこんでくると、法律というものは何てありがたいものだと思うにちがいない。

 いくら女性が好きだといったって、だれもかれもが好きなわけではなく、嫌な女もいるのと同じで、法律にだって都合の悪い法律がある。ただ、それだけのことだ。

 NHKの受信料にしても、その上に憲法があればこそ、そう簡単には強制的に徴収することができないようになっている。あれは明らかに言論の自由に反する。2番目にそう発言したのは橋下弁護士だが、その何年も前に最初に言ったのはこのぼくである。受信料という暴挙からわれわれを守ってくれるのも、憲法という名の法なのである。


 企業でもそうで、社員心得など事細かな規定がある会社では、規則さえ守っていれば、まずは大きな問題を起さずにすむ。何もかも自分で考えろと言われるのがいちばんやりにくい。

 制服を嫌がる者もいるが、制服が決められていれば、服装のことでとやかく言われる心配から解放される。私服だと、趣味やセンス、場所柄の問題など、ありとあらゆる観点から、いつも周囲の雑音にさらされなければならない。それもまた勉強と言えば勉強にはちがいないが、ほかに集中して身につけたいものがあるときには、雑音は少ない方がよい。


 この21世紀に入ってなお、世界有数の先進国で、未だに自分たちの生活感覚を「法代わり」にしている会社がある。

 自分たちの思い通りにならないと、翻訳料を減額するほか、数え挙げればキリがない。


 法には関心を払ってこなかった翻訳者にも、今こそ法の鎧をまとう時が来た。


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最終更新日  2006年11月05日 13時34分58秒
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