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カテゴリ:翻訳

 翻訳に確率を持ちこまない

 車の運転をする者は事故を起こしてはならない。
 当たり前のことである。

 医師たる者、不注意で患者を死なせることがあってはならない。
 当たり前のことである。

 どちらも基本的には100%でなければならない。それでも事故は起き、医療ミスは起きる。
 だが、人は不可抗力や予見不可能なことにまで責任を問うことはしない。

 翻訳も同じことで、基本的に100%でなければならない。
 原文を見た段階ではよくわからなくても、最終的には読み解けなくてはならない。
 ただし、工業製品と同じく、わずかの誤差は許される。しかるべき人がたどりつく訳文とそっくりそのまま同じである必要はない。しかし、大筋をはずしてはならない。
 その意味で100%の翻訳ができるかできないかが問題であって、現時点で何%できるかは問題ではない。
 翻訳とは○か×かの世界である。
 誤差を計算に入れるとして、95%以上を○にするか、97.5%以上、98.75%以上を○にするかはともかく、○か×しかない。
 同じ人でも、原文の難易度や評価基準によって、90点になったり、70点になったりする。

 一度や二度落とされても、あちこちのトライアルを受けてみなさいなどと無責任きわまりないことを言う人がいるが、本人の出来に変動があるだけでなく、(難易度を補正したとして)90点以上を合格とするトライアルもあれば、70点でも合格させるトライアルもあるのであるから、トライアルの合否など何の参考にもなりはしない。
 もし、何かわかることがあるとすれば、何十回も受けて合格率が90%以上の人は○で、必ず落ちる人は××だということくらいである。90%と低めに設定しているのは、試験をする側に見る眼がないこともあることを想定してのことである。
 それ以外の人はほぼ×と言ってよい。

 トライアルを受けて合格することもあれば不合格になることもあるということは、翻訳者失格ということである。

 評価する側に問題がないとすれば、100%合格するのでなければ翻訳者の資格はない。

 ○か×か。翻訳とはそういう厳粛な世界なのである。

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最終更新日  2007年05月11日 00時49分29秒
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