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スペインの小咄にこんなのがある。 猜疑心の強い男が村の信用金庫にお金を預けに来てこう言った。 「私のお金は大丈夫でしょうかね」 「大丈夫ですよ」と職員が言った。 「でも、もしこの信用金庫がつぶれたら」 「そのときは地方銀行が保証してくれます」 「でも、もし地方銀行がつぶれたら」 「そのときは都市銀行が保証してくれます」 「でも、もし都市銀行がつぶれたら」 「そのときはスペイン銀行が保証してくれます」 「でも、もしスペイン銀行がつぶれたら」 「そのときは国が保証してくれます」 「でも、もし国がつぶれたら」 「(そんな嬉しいことがあった)そのときにはあんた、もうお金なんかどうでもいいじゃないですか」(フランコ時代の話でした) 日本の年金加入者も、最初にお金を納めるときに、これくらいの用心が必要だったのはでなかろうか。 「もし、社会保険庁がいい加減なことをしたら」 「そのときは厚生省が尻拭いしてくれます」 「でも、もし厚生省がいい加減なことをしたら」 「そのときは自民党政府が尻拭いしてくれます」 「でも、もし自民党政府がつぶれたら」 そのときはあんた、もうお金なんかどうでもいいじゃないですか。 ←ランキングに登録しています。何かちょっとでも得るものがあったと思われたら、ぜひクリックをお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月19日 20時27分20秒
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