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カテゴリ:食事
KLMでヨーロッパに行くと、いつも2回の食事の間に不思議な選択を迫られる。 ヌードルにしますか、アイスクリームにしますか。 そもそも、カップヌードルとアイスクリームなんてまったく質の違うものではないか。ヌードルかおにぎりか、アイスクリームかプリンか、そういう選択なら、好きな方を選べるのだが、これでは、その時点で自分がどういう状態にあるかを「申告」する行為に等しい。お腹がへっているという感覚の方が強いか、それはもういいから、ちょっとさっぱりとした甘いものを口にする方がいいか。 ところが、いざ乗務員がやってくると、自分のなかに相反するふたつの気持があるのに気がつく。 お腹もへっているけど、カップヌードルだけじゃあ、後口が今ひとつよくない。かといって、アイスクリームでは、何か物足りなさが残る。 往路、妻はたった一音節の英語でこの問題を見事に解決した。(さて、どうしたでしょう。解答は、のちほど) 復路、(往路で赤ワインをいっしょに飲んでいる人がいたので)、よしそれなら、赤ワインがもらえるなら、ヌードル、だめならいらない。そもそも、こんな疲れた状態でワインもなしに、カップヌードルが食べられるか。 赤ワインがもらえるなら、ヌードルをと言いかけると、どうも様子がおかしい。復路が到着が朝になるということで、ワインは出してくれないらしい。 わかった。それならそれで、こちらにも覚悟がある。意地でもヌードルなんかつっかえしてやる。 そのときだった。それまでほかの客に相手していた日本人乗務員が「水だけになっております」と一言、拒む間もなくテーブルの上にヌードルが置かれていた。 なんたって、機内日本語会話はぼくの苦手中の苦手。まともに通じたためしがない。いつぞやは「ウォッカ」と言って注文したら、何度も聞き直された挙句、水をもってこられたことがある。それ以来、暇を惜しんでは日本語の発音に取り組んでいるが、未だに自信がない。日本人乗務員には「ウオッカ」と発音しなければ通じないらしい。 ←ランキングに登録しています。何かちょっとでも得るものがあったと思われたら、ぜひクリックをお願いします。 解答 Both お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月29日 01時54分04秒
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