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カテゴリ:陸上
第29回全日本マスターズ陸上競技大会が終わった。 わが登録県の「エース」がM65(65~69歳)の部で、100m 13秒23を記録した。 65歳で13秒台なんて信じられない人もいるだろう。 うら若き乙女も、体力に自信のある男性諸氏も、この(戸籍上の)「老人」にはまったく歯が立たない。 ところが、さらに驚くことがある。 この記録でなんと、全日本で5位にしかなれないのだ。優勝は12秒台。 65歳のご老体で、日本みたいなちっぽけな国、オリンピックの陸上は惨敗した国で、13秒台を記録してもなお、5位にしかなれない。60代、50代、40代と年齢が若くなるにつれて、記録はよくなる。 それじゃあ、50代なら11秒台か、40代ではもう10秒台に突入するのではないか。 こうして、記録を「逆に」辿っていくと、世界は、しかも世界の若者はもっと速くてもいいのではないかという気がしてくる。 90代の人でも19秒台で走っている。 してみると、ボルトの100メートル9秒69なんてのは、90代男性のたかが2倍の速さでしかないのだ。 あれだけのDNAを授かり、ジャマイカという絶好の練習環境に恵まれながら、出した記録9秒69はおそまつにすぎるのではないか。 そんなことを本気で考えることができるほどすごい「むかし」青年たちの戦いであった。 ←ランキングに登録しています。クリックおねがいします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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