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カテゴリ:教育
 厚みというのは勢力である。
 味方の大軍でもある。

 敵に対して、味方の大軍がいる方向から攻撃を仕掛けるなど、兵法でもありえないことである。

 そうではなくて、敵を味方の大軍がいる方向に追い込めば、敵の軍隊は退路を断たれる。

 翻訳では、こんな簡単なことがわかっていない者が多すぎる。武士の時代なら、待っているのは死あるのみである。

 理系の専門知識のある者は、その知識を頼りに原文を読もうとする。

 これ、武士の時代にはありえない。

 原文はあくまでも、原文に書かれていることを無心に読まねばならない。

 ただ、無心に読み取ったとしても、その読み取リ方が正しいかどうか、自信が持てないことがあるのは仕方がない。

 そのときこそ、味方の援軍が待ち構えている方向に敵を追い込むのである。

 読み取ったことが正しいかどうか、それほど自分の専門知識に自信があるのであれば、どんどんどんその方向に追い込めばよい。

 それまでは専門知識のことは忘れて、ひたすら原文に書かれている情報と格闘し、読み取ったことを自らの知識と照合する。少しでも矛盾することやあいまいなことがあれば、読み取ったことが間違っているか、どこかにごまかしがあるかである。
 専門知識はそのためにあるのであって、自らの語学力のなさを適当にごまかすために専門知識があるのではない。

 味方の援軍は絶対にウソをつかない。ごまかしはしない。

 ところが今日、そういう殊勝なことをする人が少なくなっている。
 原文と格闘するのが苦痛なものだから、いやそもそも原文と格闘する力がないものだから最初から、味方の大軍に軍を出してもらって敵をけちらそうとする。甘えるな。

 そんなものだから、すぐに勝手読みをする。
 味方の大軍のすることだから、親方日の丸、何の疑問も持たない。

 こんなところにも、囲碁の格言は見事に生きている。


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最終更新日  2008年10月05日 22時20分01秒
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