300399 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

辞書も歩けば

辞書も歩けば

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

フリーページ

日記/記事の投稿

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

SOHO翻訳者の仕事部屋 まな!さん
翻訳立国トラドキス… 人口500万人の国さん
遠方からの手紙 かつ7416さん
学校に殺される 真琴2115さん
Peptide Designer Bl… PeptideDesignerさん

コメント新着

shivaji03atTwitter (よしやま)@ Re:トライアルに落ちない方法(11/04) 懐かしい、です。
浪速のつっこみ男@ Re[1]:再びロシアの小噺(10/22) ほにゃさん >>その速さなら10分じゃ。 …

バックナンバー

2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2008年10月07日
XML
カテゴリ:翻訳

 翻訳や通訳とは実に面白い仕事で、世界から自らを閉ざしてもうけ主義だけに走っていると見えないことも、少しばかり仲間との連絡を取っていると意外なことが見えてくる。

 かれこれ20年前、フランス経済が傾いたとき、フランス語の通訳や翻訳者の証言を総合すると、やはりその時にフランス語の仕事が激減した事実がくっきりと浮かび上がった。

 ぼくが駆け出しのとき、イタリア経済が上り調子だった。面白いようにイタリア語の仕事が来た。単価は英語の2倍。あの時期を乗り切れたのも、歴史の偶然によるところが大きいとも言える。

 株が暴落した。ユーロが暴落した。

 それが翻訳の仕事に影を落とさないわけはない。

 そういうことにかけては、ぼくは金融専門の翻訳者よりはるかに敏感なのだ。
 案の定、かなり信頼できる筋から、仕事が減っている気がするという感触を得た。ただし、その翻訳者の仕事が減っているわけではない。もともと、自分の処理能力をはるかに超える問い合わせがあるので、ぼやっとしていると気がつかないが、問い合わせそのものは「確実に」減っているという。

 TOEICで何点取ったと騒いでいる気楽な連中がうらやましくなるのも、このときである。

 そんなことを言っている場合ではない。TOEICで990点取ろうが、1100点取ろうが、後退する景気は止めようがない。

 なかでも、ドイツの金融がかなり危ない状況にある。

 春先から、受注状況に妙な胸騒ぎを覚えていたが、やはり現実になってしまったか。
 EU経済の主役が周辺に移行しつつあるような雲行きである。

 このところ、イベリア、スカンジナビア、バルカンの景気がよい。

 もちろん、これは経済学者の観測とは異なっているが、翻訳の受注動向には、1年先、2年先を見越した読みが反映されている。

 英語しかやってこなかった翻訳者の大失業時代は、もちろん目に見えている。


 人気ランキング青バナー←ランキングに登録しています。クリックおねがいします。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年10月07日 22時48分14秒
コメント(1) | コメントを書く
[翻訳] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X