2024SS東コレ(1)
8月28日月曜日から始まった2024年春夏東京コレクション(Rakuten Fashion Week Tokyo)、今年の8月は最高気温30度以下が一度もない記録的暑さ、会場移動で1日平均12,000歩、さすがに水分補強に気をつけないと危険です。昨日までの5日間暑い中をよく歩いたのでふくらはぎはパンパン、今朝近所の整骨院で高周波治療を受けてきました。今日が正式日程の最終日、あと1日ぶっ倒れないよう気をつけなければ。今シーズンはここまで3ブランドが屋外でのファッションショー、雨が降らなくて良かったです。数字上では猛暑続きですが、屋外の心地良さを感じながら見るファッションショーは気分がいいです。国立博物館法隆寺宝物館の池のまわりで開催したのはHARUNOBUMURATA(ハルノブムラタ、村田晴信さん)。ジルサンダーで修行した若者、今回が3回目ですがシーズンごとに進化していますね。前回のミニマルなコレクションを見て個人的にはイチオシの若手デザイナーですが、春夏シーズンということもあって今回はそれに軽さが加わり、ご自身の世界観が広がりました。この軽さ、次回秋冬でも見せて欲しいです。(以上3枚ともハルノブムラタ)千駄ヶ谷の東京都体育館エントランスの広場で開催したのがSHINYAKOZUKA(シンヤコヅカ、小塚信哉さん)。ブランドプロフィールに「絵に描いたような情景をコンセプトに」とありますが、月明かりの下を遠くから歩いてくるモデルたちがなんとも叙情的でした。観客の多くはこのショーのことをしばらく忘れることはないでしょう。言い過ぎかもしれませんが、東コレにまた一人新しい主役が登場ですね。服も演出もヴィジュアルアートも隅々まで気を遣ってこのショーを作り上げたことが十分伝わりました。年に一度のスーパーブルームーンがこの二日後だったので惜しかったです。(以上3枚シンヤコヅカ)そして昨日は竹橋の毎日新聞東京本社があるパレスサイドビル屋上で開催したmeanswhile(ミーンズワイル、藤崎尚大さん)。「日常着である以上、服は衣装ではなく道具である」をコンセプトに、アウトドアやワークウエアの要素を取り入れたカジュアルを提案するデザイナーの姿勢が屋外の空気によく似合っていました。クリエーションだ、アートだではなく、あえて「道具」と割り切っていますが、かっこいいアイテムがいくつかあって個人的には欲しいものが数点ありました。日常のクリエーション、私は好きです。(以上3枚ミーンズワイル)お天気が良ければ、屋外ショーはなんとも気持ちいいもんですね。3つとも雨降らず、暑すぎることもなく好印象コレクションでした。