カウンター越しに・・・

「マスター、カナッペみたいなおつまみありますか？」

うーん・・
何か作ってみようか。
ちょっとだけ待ってて！＾＾

「あっ、そしたら、それに合いそうな飲み物もお願いしていいですか？」

わかった。
考えながら作るよ。＾＾


さてさて、何か材料はあるかなっと・・
コレとコレ、コレとコレ、ソースはアレとアレで・・
付け合せは・・コレかなぁ・・

と、なると、飲み物は・・
うーん・・・
こいつに合わせて・・・

よし！！　バーボン＆ベルモット・オランチョ


お待たせ。
こんなんでどうかな？




「おおおっ！」
「有り合わせじゃぁ無いみたいじゃん！」

さてお味は？って感じかな。

「どれが何？」

えーとね、左から
カマンベールとドライイチジクのアマレット漬け、
ダチョウの砂肝のバルサミコとマスタードのソース、
スモーク馬のガーリックソース、
フォアグラとマーマレードのパテ、
付け合せは、枝つきレーズン
で、ございまする。＾＾

カクテルは、マンハッタンのアレンジ、
オレンジ風味を付けてみてます。

「ご説明ありがとうございます。＾＾」
「いただきます。＾＾」

「うん！！美味しい！！＾＾」
「このパテに合わせた飲み物ですね。」

分かっていただけて嬉しいです。＾＾

「あっ！！・・・」

どうかしましたか？

「・・・」
「クリスマス色だね・・なんだか・」
「そろそろクリスマスだよ。」
「また一人で迎えるのかな・・」

えっ！！
あの子と一緒に迎えればいいじゃないですか。

「迎えてくれるかなぁ・・」

何言ってんですか！
いつも仲良く二人で来てるじゃないですか！
いい感じですよ、いつも！＾＾

「そうかなぁ・・」
「誘っても大丈夫かなぁ・・」

誘わなきゃ、始まらんよ。
まっ、彼女の答えは”はい”だろうけどね。＾＾

「えっ、なんで？」

マスターの直感！！＾＾

「えー！！直感かぁ。」
「でも・・よしっ！！その直感に賭けた！！」
「外れたら、相手してくださいよ！＾＾」

もちろん！＾＾
その時は、二人でマンハッタンになろうぜ！！




マンハッタン・・・インディアンの言葉で『酔っ払い』という意味を持っているそうな・・