カウンター越しに・・・

”””カチャッ”””


「こんばんは」

いらっしゃいませ、こんばんは＾＾

「マスター、約束のもの持って来たよ＾＾」

おっ！
それはっ！

「もし大丈夫なら、酔う前にやりたいんだけど・・」

あっ、大丈夫ですよ＾＾
是非お願いします。

「じゃぁ準備するね。」


譜面台を用意し、おもむろにリコーダーを取り出すお客様


「なんか変な感じだね＾＾」
「じゃっ、いきなり始めちゃうよ。」


静かにリコーダーの音が流れ出す・・と、思いきや
軽快な音色が響く

民族音楽のようであり、そうではない独特の音楽
心地よい透き通った音色

さすがプロ！お客様も飲んでる時とは顔つきが違う
でも、すごく楽しそう！！


「酔っ払ってたら演奏きついんだよね」


以前そう言ってた意味が良く分かるほど
体力を使っていそう



「ふぅぅぅ」
「ははは、こんな感じ＾＾」

”””パチパチパチ”””

すごい！！本物だったんですね＾＾

「いやぁ、お恥ずかしい＾＾」
「さて！何飲もっかな？＾＾」

綺麗な音色ですね。
リコーダーもイメージしてたのと違うし！

「そう！オーダーメイドのリコーダーなんだ。」
「これを作ってくれた方のリコーダーが凄くてね。」
「時間かかったけど、作ってもらっちゃったんだ。」

オーダーメイドですか！！

「そう！」
「ココのカクテルみたいにネ＾＾」
「じゃぁ！今の演奏を聴いての今の曲のカクテル作って！」

また！難しいことを！！
まっ、作りますけどね＾＾


さて、どう表現すればいいのかなぁ・・
僕の率直なイメージでしか作れんなぁ・・
なんのヒントもくれんしなぁ・・


フィンランディア・クランベリーウォッカ、ライム、ソーダ
カイピリーニャスタイルで！


お待たせしました。
試してみてください。

単純に僕が感じたのはこんな感じってだけですよ。

「ふ～ん、なるほどね。」
「なんで？」

あのねぇ、民族音楽っぽいって思って、
場所は、ヨーロッパ
クリアなんだけど、あったかい！
洗練されてそうで、懐かしい感じ！
そんなとこです＾＾

「ふふ～ん＾＾」
「なんで何も言わなかったかというと、アイルランドの曲なんだ」
「イメージ偏っちゃうでしょ＾＾」

そうですね、それ聞いてたら違うもの作ってた。

「曲のイメージに合ってると思いますよ！このカクテル！」

そう言って頂けて幸いです＾＾