タイトルに特に意味はございません
エピソード00
数学の時間のこと
うつらうつらする春の日の中
眠い目をこすりつつ、受ける授業
「はい、この数列の公差(一個一個の差)は~?」
黒板に並ぶ、「-8、-2、4」の文字
当てられてはかなわないので、ぼんやりと答えを考えておく
6、かぁ……
「数えりゃ余裕やな。じゃ、北山。答えろ」
なーんだ、当たんなかった……
あくびをしながら机に伏す
北山君の即答
「4」
……あれ??
一瞬、空気が死んだ
と、同時に教室が割れるほどの大爆笑
いやいや、そんな自信に満ちた顔で答えるなって!
さすがに先生も爆笑
「いま余裕やってゆーたばっかやんか!」
北山君はその時間中顔を上げられなかったとさ
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